カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output(IOHK/IOG)」は、先日26日午前0時から開催されている大型イベント「Cardano Summit 2021」の中で、「Chainlink(チェーンリンク)」や「Dish Network(ディッシュ・ネットワーク)」と提携したことを発表しました。
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「Chainlink・Dish Networkとの提携」を発表
Input Output(IOHK/IOG)は、先日26日午前0時から開催されている大型イベント「Cardano Summit 2021」の中で、「Chainlink(チェーンリンク)」や「Dish Network(ディッシュ・ネットワーク)」と提携したことを発表しました。
Chainlink(チェーンリンク)は「異なるブロックチェーン同士」や「データプロバイダー・Web API・IoTデバイス・支払いシステム」などを安全かつ信頼性の高い方法で繋ぐオープンソースの分散型オラクルネットワークであり、金融・証券・保険・貿易などといった実生活の様々な分野でスマートコントラクトと既存データを安全に管理・活用できることが期待されています。
Dish Network(ディッシュ・ネットワーク)はアメリカでサービスを提供している衛星放送サービス大手であり、スポーツをはじめとするHDテレビや全米の地上波ローカル局再送信を含む非常に多数のチャンネルを放送しています。
「Chainlink」との提携について
Chainlinkとの提携によって、Cardanoブロックチェーン上でスマートコントラクトを構築している開発者には追加のサポートが提供されるとのことで、開発者の人々はChainlinkによって提供される機関レベルのデータでCardanoのスマートコントラクトを活用できるようになると報告されています。
現実世界のデータベースへのアクセスが、Cainlinkの分散型「オラクル」ネットワーク経由で提供されます。これは、改ざん不能の高品質な外部データをブロックチェーンに提供し、「スマートコントラクト」が選挙結果やスポーツの成績、暗号資産のレートといったデータセットに応じて実行できるようにします。
非常に役に立つ可能性のあるもう1つの例は、気象データの提供です。Chainlink Labsは、サブサハラアフリカでパラメトリック保険の提供に取り組んでいる複数のFinTechスタートアップ起業と協力しています。安全、検証可能、堅牢な気象データは、このようなパラメトリック保険契約にとって重要なインプットです。
「Dish Networkとの提携」について
Dish Networkとの提携は、Cardanoのブロックチェーン技術をDish Networkのテレコムサービスに導入することなどを目的としているとのことで、これによってDish Networkの顧客にデジタルID(DID)サービスが提供されると伝えられています。
Dish Networkは仮想通貨決済を早期に受け入れた企業でもあり、現在は1,900万人の顧客を抱えているとも報告されているため、Cardanoの技術採用が促進される可能性があると期待されています。
なお、2日間にかけて開催されている今回のサミットではカルダノ関連の分散型アプリケーション(DApps)を提供するアプリストア「Plutus dAppStore」がまもなく登場することなど、様々な発表が行われています。
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