S2F(ストック・フロー)と呼ばれるモデルを用いてビットコイン価格予想を行なっている著名アナリストPlanB氏は2021年11月25日に、同氏が提示していた「フロアモデル」と呼ばれる価格予測モデルに基づいた『2021年11月終値のBTC価格予想=98,000ドル(約1,118万円)』という予想が外れることになるだろうとの見解を語りました。暗号資産の価格は2021年11月26日の午後5時前後に急落しています。
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フロアモデルのBTC価格予想「初の予想外れ」か
PlanB氏は2021年11月25日に、同氏が提示していた「フロアモデル」と呼ばれる価格予測モデルに基づいた『2021年11月終値のBTC価格予想=98,000ドル(約1,118万円)』という予想が外れることになるだろうとの見解を語りました。
同氏は今年6月に「最悪の場合の2021年BTC価格予想」として以下のような予想を語っており、実際に8月・9月・10月の予想は見事的中していましたが、今回のツイートでは『このフロアモデルに基づいた予想が初めて外れることになるだろう』との見解が語られています。
時期 | 予想価格 |
2021年8月 | 47,000ドル(約517万円) |
2021年9月 | 43,000ドル(約473万円) |
2021年10月 | 63,000ドル(約693万円) |
2021年11月 | 98,000ドル(約1,078万円) |
2021年12月 | 135,000ドル(約1,480万円) |
なお、PlanB氏は「フロアモデル・S2Fモデル・オンチェーンモデル」という3つの価格予想モデルに基づいてビットコイン価格予想を行っていますが、需要と供給のバランスなどに基づいた価格予想モデルである「S2Fモデル」に関しては『影響を受けておらず、1BTC=10万ドル(約1,140万円)に向けて順調に進んでいる』と説明されています。
フロアモデルに基づいた「11月の終値=98,000ドル」という予想は、8月・9月・10月の予想的中に続いて初めての失敗となるでしょう。ただし、S2Fモデルは影響を受けておらず、10万ドルに向けて順調に進んでいます。
ただし、PlanB氏は今月11日に『S2Fモデルでは”今回の半減期でBTC価格は平均10万ドルになる”との予想が出ていたが、私はこの予想を”2021年12月の終値が10万ドル”という内容に引き下げた』とも語っており、その理由については『10万ドルの平均値を記録するためには、上昇サイクルの半ばでその平均値を上回る必要があるからだ』と説明しています。
PlanB氏は「極めて精度の高い価格予測を行うアナリスト」として世界的に注目されており、フォロワー数は記事執筆時点で157万人以上に達しているため、一連のツイートは他の仮想通貨投資家の目標価格や分析にも影響を与える可能性があると考えられます。
同氏は現在も「今回の半減期サイクルでビットコイン価格は10万ドル(約1,140万円)に達する」という予想を維持していますが、数千万円を予想していた以前と比べると予想価格は大幅に下げられているため、今後はパニック売りなどによる暴落にも警戒が必要です。
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ビットコイン価格はさらに急落
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格はこの数日間に渡って下落傾向が続いていましたが、本日26日の午後5時頃には再び大幅に急落しており、記事執筆時点では「1BTC=6,252,037円」まで下落しています。