仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

米決済大手Square「Block」に社名変更|ブロックチェーン・暗号資産関連事業に注力か


決済ソリューションなどを展開している米国の大手フィンテック企業「Square(スクエア)」は2021年12月1日に、同社の社名を「Block Inc.(ブロック)」に改名することを発表しました。今回発表された「Block」という社名には、同社の創業者兼CEOであるジャック・ドーシー氏の仮想通貨・ブロックチェーンへの関心も反映されていると報告されています。

こちらから読む:Meta、仮想通貨関連広告掲載の規制暖和「暗号資産」関連ニュース

Square:社名を「Block Inc.」に改名

Square(スクエア)は2021年12月1日に、同社の社名を「Block Inc.(ブロック)」に改名することを発表しました。この社名変更は1年以上前から計画されていたものであり、同社が展開している「Square・Cash App・TIDAL・TBD54566975」などといった様々なプロダクトを1つのブランドに収めることを目的としていると報告されています。


なお「Block Inc.」への社名変更は2021年12月10日頃に実施される予定であるとのことで、同社株式のティッカーシンボルである「SQ」は変更されないと説明されています。また「Square・Cash App・TIDAL・TBD54566975」などの各組織はそれぞれのブランドを維持し続けるとのことですが、Square傘下の仮想通貨事業部門である「Square Crypto」の名称は「Spiral」に改名されると報告されています。

仮想通貨・ブロックチェーンへの関心も反映

SquareのCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏はプレスリリースの中で『Squareブランドは、セラービジネスのために構築したものであり、それが本来の姿である』と述べており『Blockは新しい名前だが、”経済的エンパワーメント”という我々の目的は変わらない。私たちがどのように成長し、変化しても、経済へのアクセスを増やすためのツールを作り続ける』とコメントしています。

Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は先月末に『TwitterのCEO(最高経営責任者)を退任したこと』を発表していたため、仮想通貨コミュニティでは『ジャック・ドーシー氏は今後仮想通貨関連の取り組みに注力するのではないか?』と期待が高まっていましたが、今回発表された「Block」という社名にはジャック・ドーシー氏の仮想通貨・ブロックチェーンへの関心も反映されていると報告されています。

Squareは以前からビットコイン関連のサービス展開を拡大しており、決済アプリ「Cash App」でビットコインの売買機能・定期購入機能・還元機能などを提供している他、数億ドル規模のビットコイン投資も行っており、先月19日にはビットコインの分散型取引所(DEX)である「tbDEX」のホワイトペーパーが公開されています。

>>「Square」の公式発表はこちら
>>「Block」の公式サイトはこちら