SBI:シンガポール最大の暗号資産取引所「Coinhako(コインハコ)」に出資
SBIホールディングスは2021年12月7日に、同社のグループ会社を通じてシンガポール最大の暗号資産取引所「Coinhako(コインハコ)」を運営している「Holdbuild Pte. Ltd.」に共同出資を行ったことを発表しました。SBIグループは自社の国際的なネットワークを活用してCoinhako社の事業拡大をサポートしていくと報告されています。
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Coinhako社の事業拡大をサポート
SBIホールディングスは2021年12月7日に、シンガポールの子会社である「SBI VENTURES SINGAPORE PTE. LTD.」や、同社グループが運営する「SBI-Sygnum-Azimut Digital Asset Opportunity Fund」を通じて、シンガポール最大の暗号資産取引所「Coinhako(コインハコ)」を運営している「Holdbuild Pte. Ltd.」に共同出資を行ったことを発表しました。
Coinhako(コインハコ)はリテール向け暗号資産取引サービスでシンガポール最大の取引高・顧客数を有する大手暗号資産取引所であり、先月はシンガポールの暗号資産取引所で初となる「デジタル通貨取り扱いのライセンス」の承認を獲得、今後は個人や機関投資家に向けた暗号資産取引所運営のためのライセンスが付与される予定だと報告されています。
同社は今後も金融当局と良好な関係を築きつつ、シンガポールを拠点としながら東南アジア他国へ事業展開していくことも計画しているとのことで、SBIグループは自社の国際的なネットワークを活用してCoinhako社の事業拡大をサポートしていくと説明されています。
SBI-Sygnum-Azimut Digital Asset Opportunity Fund(SBI・シグナム・アジムット・デジタルアセット・オポチュニティ・ファンド)は「SBIホールディングス・Sygnum銀行グループ・Azimutグループ」の3社が9月30日に組成したファンドであり、分散型台帳インフラ・分散型金融・レギュレーションテック関連の革新的なテクノロジーを保有する東南アジア・ヨーロッパ地域の有望なアーリーステージのスタートアップ企業に投資を行っていくと報告されています。
「あたらしい経済」の報道によると、このファンドは最大7,500万ドル(約83.8億円)まで資金調達して投資を行なっていくことを予定しているとのことで、今回の出資は同ファンド初の案件であるとも報告されています。