SBI「デジタル資産特化型ベンチャーファンド」設立|投資先企業のSTOも支援
SBIホールディングスは2021年9月30日に、スイスのデジタル資産銀行「Sygnum(シグナム)」やイタリアの資産運用会社「Azimut(アジムット)」と共に、東南アジアとヨーロッパ地域のデジタル資産関連企業に投資するファンドをシンガポールで設立したことを発表しました。
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東南アジア・ヨーロッパのデジタル資産関連企業に投資
SBIホールディングスは2021年9月30日に、スイスのデジタル資産銀行「Sygnum(シグナム)」やイタリアの資産運用会社「Azimut(アジムット)」と共に、デジタル資産関連企業に投資するファンドをシンガポールで設立したことを発表しました。
新たに設立されたファンドは、最大7,500万ドル(約84億円)の資金調達を行った上で、東南アジアとヨーロッパ地域を中心として活動しているデジタル資産関連企業に投資していくことを予定しているとのことで、具体的には『DLTインフラ・分散型金融・レギュレーションテックに関連する革新的なテクノロジーを保有する有望なアーリーステージのスタートアップ企業に投資する』と説明されています。
ファンドの運用はシンガポールに本社を構えるSBIホールディングスの子会社「SBI Ven Capital」が行うとのことで、『SBI・Sygnum・Azimut各グループの知見とエコシステムを活かして、有望なデジタル資産関連会社の成長を支援していく』と説明されています。
なお、このファンドは投資先に対してSBI・Sygnum・Azimutが有する経営資源を活用した事業支援やコーポレートガバナンス面での支援を行うほか、将来的にはSTO(セキュリティトークンオファリング)を通じて市場から直接資金調達を行うための支援を行うことも予定していると報告されています。
また『より多くの投資家に対して出資機会を提供するために、各グループの販売網を活かして、ヨーロッパではAzimutグループ、アジアではSBIグループが中心となってファンドの販売を行っていく』とも説明されています。
SBIグループは仮想通貨関連事業の拡大を続けており、本日30日にはNFT事業を展開している「株式会社スマートアプリ」の株式を取得して連結子会社化したことも発表されています。
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