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Kraken:日本居住者向けに「イーサリアムのステーキングサービス」提供開始


暗号資産取引所「Kraken(クラーケン)」は2022年2月4日に、同社の日本向けサービスで『イーサリアム(Ethereum/ETH)のステーキングサービス』を開始したことを発表しました。Krakenはグローバル向けサービスで1年以上ステーキングサービスを運用してきた実績を有しており、これまでにユーザー支払われた報酬額は「合計5万2,565ETH(約1億4,000万ドル相当)」にのぼるとも報告されています。

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「イーサリアムのステーキングサービス」提供開始

Kraken(クラーケン)は2022年2月4日に、同社の日本向けサービスで『イーサリアム(Ethereum/ETH)のステーキングサービス』を開始したことを発表しました。

ステーキングとは、特定の暗号資産を一定期間保有してブロック生成プロセスに参加することによって報酬を得ることができる仕組みのことであり、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)と呼ばれる仕組みを採用している暗号資産における”マイニング“のようなものとなっています。

イーサリアム(ETH)は現在「イーサリアム2.0(Consensus Layer)」と呼ばれる大型アップグレードを進めていますが、この大型アップグレードの目玉の1つが「PoSへの移行」となっています。

一般的にステーキングはステーキング対応ウォレットなどを通じて行われていますが、Krakenが提供するステーキングサービスは『ユーザーが保有する仮想通貨をクラーケンが借り受けた上でステーキングを行い、ユーザーは消費貸借契約に基づく貸借料を受け取るサービスであり、ユーザーが直接ステーキングを行う機能を提供するサービスではない』と説明されています。

イーサリアムのステーキングが日本で導入されるのは今回が初となりますが、Krakenはイーサリアム2.0の最初のフェーズが開始された2020年12月1日の2日後である2022年12月3日にグローバル向けサービスで「イーサリアムのステーキング」をサポートしていたため、既に1年以上運用してきた実績を有しているため、安定したサービスが提供されると期待されています。

なお、Krakenには2022年2月2日時点で「97万2,992ETH(約27億ドル相当)」がステークされているとのことで、ユーザー支払われた報酬額は「合計5万2,565ETH(約1億4,000万ドル相当)」にのぼると報告されています。

Kraken Japan(クラーケン・ジャパン)で提供される「イーサリアムのステーキング」の主な特徴としては『年利が4%以上であること(変動あり)』や『1週間に1回の報酬算定(執筆時点での頻度)』などが挙げられています。

ただし「ステーキングされたETH」と「ステーキング報酬として付与されたETH」は、イーサリアム2.0のネットワーク・アップグレードが完全に完了するまで移動させることができないとのことで、『移動解禁日はクラーケンではなく、イーサリアムのネットワークの進捗によって決まる』と説明されています。

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