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ロシア軍「ウクライナへのロケット攻撃」を開始|暗号資産価格は急落


ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が2022年2月24日に、”ウクライナ東部の住民を保護するため”として特別軍事作戦の実施を宣言したことが明らかになりました。在日ウクライナ大使館は同日24日に『戦争が始まりました』とツイートしており、複数メディアなどでは『ロシア軍はウクライナの軍事施設へのロケット攻撃を開始した』との報告も行われています。一連の報道を受けてビットコイン(BTC)をはじめとする多くの仮想通貨の価格が下落しています。

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プーチン大統領「ウクライナ東部への特別軍事作戦」を発表

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が2022年2月24日に、国民向けのテレビ演説で『ウクライナ東部の住民を保護するため』として特別軍事作戦の実施を宣言したことが明らかになりました。


【速報】ロシア・プーチン大統領『我々は、ウクライナの非武装化とデナズ化を目的とした特別軍事行動を開始することを決定しました』

軍事作戦の具体的な内容は明らかにされていないものの、今回の軍事作戦は『ウクライナ政府によって8年間虐げられてきた人々を保護するためのもの』とされており、ウクライナ東部2州の親ロシア派が事実上支配している地域の武装勢力から「軍事的支援の要請」がきたことをを受けて特別軍事作戦を実施することが決定されたと報告されています。

なお、プーチン大統領は今回の決定について『ウクライナ領土の占領は計画にない』とも述べており『ウクライナの非武装化を図る』と説明しています。

在日ウクライナ大使館「戦争が始まった」とツイート

ウクライナとロシアの情勢はここ数年で緊迫化しており、最近ではブリンケン米国務長官が『夜が明ける前にロシアが侵略すると思われる』と危機感を示していた他、トラス英外相も”ロシアがウクライナの首都キエフを攻撃する可能性”について『極めて高い』との見解を示していましたが、本日24日には在日ウクライナ大使館の公式Twitterアカウント(@UKRinJPN)でも『戦争が始まりました。国際社会にサポートを願います。』とのツイートを投稿しています。


なお、現在は複数のメディア・Twitterアカウントから『ロシア軍はウクライナの軍事施設へのロケット攻撃を開始した』との報告も行われています。


ビットコインなど仮想通貨価格は急落

一連の報道を受けてリスクヘッジとして買われやすい「金(ゴールド/Gold)」の価格は高騰しているものの、同じく”価値の保存手段”として期待されていた「ビットコイン(BTC)」の価格は急落しており、424万円付近で推移していたBTC価格は記事執筆時点で400万円まで下落しています。

2022年2月17日〜2022年2月24日 BTCの価格チャート(画像:CoinGecko)

また、ビットコイン以外の主要なアルトコインの価格も同様に急落しており、時価総額ランキングTOP10にランクインする暗号資産の価格も、過去24時間で10%前後、過去7日間では20%前後の下落率を記録しています。

2022年2月24日 時価総額ランキングTOP10の暗号資産価格(画像:CoinGecko)

ビットコインのような暗号資産は「世界情勢が不安的化した際に資産の避難先になる」としても注目されていたものの、ここ数ヶ月間は下落傾向が続いており、今回の報道後もさらに価格が急落しているため、今後の更なる下落を警戒する声も強まっています。