ブロックチェーン技術を活用した分散型の人工知能(AI)ネットワークを構築している「シンギュラリティネット(SingularityNET/AGIX)」は2022年4月19日に、Ethereum基盤のAGIXとCardano基盤のAGIXを相互交換することができる『AGIX ERC-20コンバーター・ブリッジ』をメインネットで稼働したことを発表しました。
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「カルダノ⇄イーサリアム」ブリッジが正式稼働
シンギュラリティネット(SingularityNET/AGIX)は2022年4月19日に「Ethereumブロックチェーン上のAGIX」と「Cardanoブロックチェーン上のAGIX」を相互交換することができる『AGIX ERC-20コンバーター・ブリッジ』をメインネットで稼働したことを発表しました。
SingularityNETは、ブロックチェーン技術を活用した分散型の人工知能(AI)ネットワークを構築しているプロジェクトであり、世界初の市民権を得たAIロボット「Sophia(ソフィア)」を開発したHanson Robotics社のDavid Hanson氏がアドバイザーを務めていることや、ヘルスケアAIロボット「Grace(グレース)」などの取り組みで知られています。
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output」と「SingularityNET」は、以前からカルダノとイーサリアムを繋ぐ『ERC-20コンバーター』の開発に取り組んでいましたが、今回の発表ではこのERC-20コンバーターがメインネットで正式に稼働したことが報告されています。
ERC-20コンバーターの使用方法について
今回公開された『AGIX ERC-20コンバーター・ブリッジ』は記事執筆時点で「AGIX」と「NTX」の2銘柄に対応しており、トークンブリッジを希望する方は公式サイトにアクセスした後に自分のCardano・Ethereumウォレットを接続して、交換したいトークン・ネットワーク・数量を指定することによってトークンの変換を行うことができるようになっています。
例えば「Ethereum基盤のAGIX」を「Cardano基盤のAGIX」に交換した場合には「Ethereum基盤のAGIX」が焼却処分(バーン)された後に「Cardano基盤のAGIX」が鋳造(ミント)され、Cardano基盤のAGIXがユーザーのCardanoウォレットに送付される仕組みとなっています。
このような仕組みが採用されているため、「Ethereum基盤のAGIX」→「Cardano基盤のAGIX」への変換を行なった場合でも、AGIXトークンの総供給量は変化しないようになっています。
『AGIX ERC-20コンバーター・ブリッジ』の詳細については、以下の公式サイトにも解説記事のリンクが記載されており、ブリッジ機能リリースの詳細についてはSingularityNETの公式発表で詳しく説明されています。
>>「AGIX ERC-20コンバーター・ブリッジ」はこちら
>>「SingularityNET」の公式発表はこちら