アルゴランド(Algorand/ALGO)は2022年9月7日に、トランザクション処理能力を大幅に向上させ、トラストレスなクロスチェーン通信を可能にするプロトコルアップグレードを発表しました。このアップグレードによってAlgorandは毎秒6,000件の取引を処理することができるようになると報告されています。
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1秒間あたりの取引処理性能が「5倍」に増加
アルゴランド(Algorand/ALGO)は2022年9月7日に、トランザクション処理能力を大幅に向上させ、トラストレスなクロスチェーン通信を可能にするプロトコルアップグレードを発表しました。
Algorandはピュア・プルーフ・オブ・ステーク(PPoS)と呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズム(取引承認・合意形成の仕組み)を採用した次世代型パブリック・ブロックチェーンであり、高速かつ低コストで環境にもやさしいブロックチェーンとして知られていますが、今回のアップグレードによってAlgorandの性能はさらに向上することになると報告されています。
このアップグレードの具体的な特徴としては以下の3点が挙げられており『Algorandはこれらの機能によってスポーツ・音楽・中央銀行デジタル通貨(CBDC)・分散型金融(DeFi)などといった実世界のWeb3アプリケーションのための主要なレイヤー1ブロックチェーンとしての確固たる地位を確立する』と説明されています。
- トラストレスなクロスチェーン通信を可能にする「State Proofs」
- 1秒間に処理できるトランザクション数(TPS)が1,200から6,000に増加
- 開発を合理化しdApps向けにオンチェーン・ランダムネス機能を導入する新しいツール
一般的に、ビットコイン(BTC)が1秒間に処理できる取引件数は5件前後とされており、Visa(ビザ)が1秒間に処理できる取引件数も1,500〜2,000件とされているため、今回のアップグレードで実現される「6,000TPS」という数字は非常に高い処理能力であると注目されています。
Algorandの最高製品責任者であるPaul Reigle(ポール・リーグル)氏は『今回のアップグレードはアルゴランドのロードマップが達成したもう一つの大きな節目である』とコメントしています。
今回のアップグレードは、アルゴランドのロードマップが達成したもう一つの大きなマイルストーンです。ゲームチェンジャーとなる相互運用性セキュリティ機能である「State Proofs」から「TPSの増加」まで、我々はWeb3アプリケーションがその大きな可能性を発揮するために必要なツールを市場へ解き放ちます。
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