ゲームに特化したブロックチェーンプロジェクト「Oasys(オアシス)」は2022年9月12日に、Oasysブロックチェーンを支える21の初期バリデータの一つとして「株式会社スクウェア・エニックス」の参加が決定したことを発表しました。SQUARE ENIXはOasysチェーン上での新たなゲーム開発も模索していくと報告されています。
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Oasys「合計21社の初期バリデータ」が決定
ゲームに特化したブロックチェーンプロジェクト「Oasys(オアシス)」は2022年9月12日に、Oasysブロックチェーンを支える21の初期バリデータの一つとして「株式会社スクウェア・エニックス」の参加が決定したことを発表しました。
Oasysは「Blockchain for Games」をコンセプトとしたゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクトであり、合意形成アルゴリズムは環境面にも配慮した「プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake/PoS)」を採用、独自のOasysアーキテクチャでブロックチェーンゲームのユーザーに対して取引手数料の無料化と取引処理の高速化を実現することによって、より快適なゲームプレイ環境を提供することを目指しています。
バリデータとは、ブロックチェーンのネットワークに接続してチェーン上の取引が正しいかを検証するノード(コンピューター端末)またはその運営者のことであり、運営者は検証によって報酬を得ることができる仕組みとなっています。
2022年10月に予定されているOasysのメインネットローンチ時点では、合計21の企業が初期バリデータとしてOasysチェーンの運用を担う予定となっていますが、今回新たに「SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)」が参加したことによって初期バリデータとして参加する21社全てが決定したと報告されています。
SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)は2022年4月にブロックチェーン・エンタテインメント事業部を立ち上げており、今後の主要な戦略テーマとして「ブロックチェーン技術を活用したトークンエコノミーを基盤とする分散型ゲームの開発に取り組むこと」を発表していましたが、SQUARE ENIXはOasysチェーン上での新たなゲーム開発も模索していくと報告されています。
「株式会社スクウェア・エニックス」ブロックチェーン・エンタテインメント事業部担当執行役員である齊藤 陽介氏と、「Oasys」のディレクターである森山 大器氏は、スクウェア・エニックスの参加について次のようにコメントしています。
【スクウェア・エニックス:齊藤 陽介氏】
「新しい技術から、新しいエンタテインメントは生まれる」と常日頃から考えており、ブロックチェーンやNFTは弊社としても非常に注目している技術です。日本発、且つゲーム専門のチェーンであるOASYSブロックチェーンのバリデータとして、他のゲームコミュニティやプロジェクトとともに参加できることを嬉しく思っております。 Web3ゲームに対する共通の熱意を持つ私達にとって、重要なパートナーシップであり、世界中のゲーマーのための全く新しいプレイ体験の創造を促進できる知見を得ることを楽しみにしています。
【Oasys:森山 大器氏】
長く世界的に愛されるゲームやIPを複数持ちながら、Web3領域にも挑戦されているスクウェア・エニックス様に参画いただくことは、ブロックチェーンゲームのマスアダプションを目指すOasysにとって大変嬉しいことです。今後はゲームでの協業も通じて、日本に留まらず、世界のブロックチェーンゲーム産業をともに盛り上げていけることを楽しみにしております。