米国金融大手BNY Mellon(BNYメロン)は2022年10月11日に「暗号資産カストディプラットフォーム」の提供を開始したことを発表しました。これにより、一部の顧客はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を安全に保管・移転することができるようになると報告されています。
こちらから読む:Google Cloudが”Coinbase”と提携「暗号資産」関連ニュース
伝統金融資産と仮想通貨に対応する保管サービスを提供
BNY Mellon(BNYメロン)は2022年10月11日に、仮想通貨を安全に保管することができる「暗号資産カストディプラットフォーム」の提供を米国で開始したことを発表しました。
カストディサービスの提供開始によって、一部の顧客はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を安全に保管・移転することができるようになるとのことで、これによってBNYメロンは同じプラットフォーム内で「伝統的な金融資産」と「暗号資産」両方を保管することができる最初の大手銀行になったと報告されています。
公式発表によると、同社が実施した最新の調査では「伝統的な金融資産とデジタル資産の両方に対応した柔軟性・拡張性の金融インフラ」に対する機関投資家の需要が高まっているとのことで、この調査では機関投資家の91%がトークン化商品への投資に関心を持っている他、41%は既に暗号資産を保有していて、15%が今後2〜5年以内にデジタル資産を保有する予定であるということも分かったと報告されています。
BNYメロンは今回の発表の中で『デジタル資産と伝統的な金融資産のカストディを橋渡しする業界初のマルチアセットプラットフォームを立ち上げる予定』とも報告しています。