人気の分散型取引所(DEX)である「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」は2022年10月20日に、先日メインネットをローンチした話題のレイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos/APT)」でPancakeSwapの関連サービスを展開することについての提案を行いました。
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「Aptos上でのPancakeSwap展開」を提案
PancakeSwap(パンケーキスワップ)は2022年10月20日に、先日メインネットをローンチした話題のレイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos/APT)」でPancakeSwapの関連サービスを展開することについての提案を行いました。
アプトス(Aptos/APT)とは、Aptos Labsが開発しているレイヤー1ブロックチェーン・暗号資産であり、MetaのDiemプロジェクトのメンバーが中心となって開発を行なっているブロックチェーンとしても知られています。
PancakeSwapチームは20日のツイートで「Aptosチェーン上でのサービス展開」についての提案を行っており、具体的にはPancakeSwapのガバナンストークン「CAKE」や、PancakeSwapの主要機能である「Swap・Farms・Pools・IFO(Initial Farm Offerings)」という4つの機能をAptos上で展開することが提案されています。
日本時間2022年10月21日20:00には今回の提案に関するAMA(質問会)が開催される予定となっており、その1時間後となる日本時間2022年10月21日21:00には投票受付が開始される予定だと報告されています。
? Aptos ChainでのPancakeSwap展開についての提案
?CAKEとその4つの主要機能(Swap、Farm、Pools、IFO)をAptosにデプロイすることを提案します。
?提案を読む:http://bit.ly/3gnsg0s
?AMAに参加:10月21日11:00(UTC)
⏰投票開始:10月21日12:00(UTC)
Aptosを選んだ理由について
PancakeSwapは公式発表の中で、慎重に分析を行った上で「Aptos上でのPancakeSwap展開」について提案を行っていると説明しており、具体的には以下4つの理由からAptosチェーンが選択されたと説明されています。
- Aptosは、低い取引コスト・高い取引スループット・速い取引速度を持つ次世代のレイヤー1ブロックチェーンであり、技術面でもユーザー面でも多くの改善をもたらす、開発者に最適化された斬新な並列実行アプローチを採用している。
- Aptosチームは過去にNovi(Facebook/Metaの暗号資産チーム)でWeb3の取り組みを主導しており、仮想通貨関連製品に深い経験を持っている。
- Aptosは活気ある開発者エコシステムを持ち、多くのプロトコルがパイプラインにあり、そのうちの多くがPancakeSwapのパートナーシップと製品に適している。
- PancakeSwapはAptosチームと強い関係を築いており、Aptosエコシステム内の様々なプロジェクトにPancakeSwapを紹介したり、ChefsとMoveコードの展開を支援するなど、様々な製品の展開をサポートするために彼らと直接作業を行ってきた。
PancakeSwapを「Aptos上の主要なDEX」に
PancakeSwapは公式発表の中で、PancakeSwapを「Aptos上の主要なDEX」として確立し、PancakeSwapの最も優れた機能をAptosエコシステムにもたらすために、Swap・Farms・Pools・IFOという4つの主要機能を迅速に展開することを提案すると述べています。
また、Aptos上でのユーザーを拡大するために早期利用者に対してCAKEを用いたインセンティブを提供することなども計画されているとのことで、BNBチェーン・Aptosチェーン両方のCAKE保有者が恩恵を受けられるよう、バランスをとりながら展開を進めていくことも説明されています。
提案の投票は23日までで、正式に提案が可決された場合は2022年第4四半期にAptos上でPancakeSwapが展開される予定だと伝えられています。
PancakeSwapは最初に「BNBチェーン上の分散型取引所」として登場しましたが、現在は複数のブロックチェーンに対応する”マルチチェーン対応”に向けた取り組みが進められており、現在は主要なブロックチェーンであるイーサリアム(Ethereum/ETH)にも対応しています。