大手マイニング機器メーカーの「Canaan(カナン)」は2022年10月24日に、新世代のビットコインマイニングマシンとなる「Avalon Made A13」シリーズの販売を開始したことを発表しました。
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「Avalon Made A13」2つのモデルを展開
Canaan(カナン)は2022年10月24日に、新世代のビットコインマイニングマシンとなる「Avalon Made A13」シリーズの販売を開始したことを発表しました。
CanaanはASICハイパフォーマンスコンピューティングチップの設計・チップの研究開発・コンピューティング機器の製造・ソフトウェアサービスなどを展開するテクノロジー企業であり、ビットコインマイニングマシン「Avalon(アヴァロン)」を手がける世界最大級のマイニング機器メーカーとして知られています。
今回発表された「Avalon Made A13」は、最先端のASIC技術を搭載した新シリーズとなっており、従来機よりも演算能力が向上し、電力効率も改善された「A1346」「A1366」という2種類のモデルが用意される予定だと説明されています。
「A1346」モデルはハッシュレート110TH/s・電力効率30J/THを実現しているとのことで、「A1366」モデルはハッシュレート130TH/s・電力効率25J/THを備えていると報告されています。
Canaanの会長兼CEOであるNangeng Zhang氏は「Avalon Made A13」の発売について次のようにコメントしています。
新世代のビットコインマイニングマシン発売は、より高い演算能力・優れた電力効率・優れたユーザー体験・最適なコスト効率を追求し、全く新しいレベルに到達するために行ってきた重要な研究開発の大きな節目となります。
私たちは現在、今後の購入注文や世界中のお客様への新製品納品に向けて、サプライチェーン全体で24時間体制で備えています。現在も業界における課題は続いていますが、ビットコインとスーパーコンピューティング業界の基本的な価値と長期的な成長の見込みは依然として強いものです。
新世代の製品を通じて優れた製品・ソリューション・サービスを提供することによって『ビットコインのエコシステムをサポートする』という当社の使命をよりよく果たすことができると信じています。