ソラナ(Solana/SOL)のブロックチェーン上で発行されているビットコインとイーサリアムのラップドトークンである「soBTC・soETH」がデペグ状態(参照価格から乖離した状態)となっていることが明らかになりました。soBTCとsoETHの価格は、記事執筆時点で実際価格の半分ほどにまで下落しています。
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soBTC・soETH、実際価格の半分ほどにまで下落
ソラナ(Solana/SOL)のブロックチェーン上で発行されているビットコインとイーサリアムのラップドトークンである「soBTC・soETH」がデペグ状態(参照価格から乖離した状態)となっていることが明らかになりました。
ラップドトークンとは、他の暗号資産の価値と連動するように設計されたトークンのことであり、ビットコインのERC-20版である「ラップドビットコイン(wBTC)」など現在は様々なブロックチェーン上で多数のラップドトークンが発行されています。
soBTC・soETHはソラナのブロックチェーン上で取引されているBTC・ETHのラップドトークンであり、通常は「1soBTC=1BTC」「1soETH=1ETH」の価値を維持するように設計されています。
しかし、仮想通貨関連情報を配信している「CoinGecko」のデータによると、記事執筆時点のBTC・ETH価格が「BTC=16,881ドル」「ETH=1,262ドル」であるのに対して、soBTC・soETHの価格は「soBTC=7,968ドル」「soETH=758ドル」となっており、soBTC・soETHの価格が実際価格の半分ほどにまで下落していることが報告されています。
以下はCoinGeckoが提供している「暗号資産のリアルタイム価格比較チャート」です。チャートの時間軸を「1m」に切り替えることによって現在の価格乖離状況をよりはっきり確認することができます。
暗号資産業界大手「FTXグループ」の破産申請が報じられたことによって、一部の仮想通貨では価格の乱高下が見られており、FTXやAlameda Researchとの関わりが深い暗号資産では特に大幅な価格下落が見られているため、仮想通貨投資家の間では警戒感が高まっています。
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