仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

Telegram創設者「分散型取引所・自己管理型ウォレット」の構築を計画


無料メッセージングアプリ「Telegram(テレグラム)」の創設者兼CEOであるPavel Durov氏は2022年12月1日に、Telegramが分散型取引所(DEX)と自己管理型ウォレットを開発することを発表しました。

こちらから読む:関東財務局、c0ban取引所運営会社に行政処分「暗号資産」関連ニュース

分散型取引所で安全な仮想通貨取引環境を提供

Telegram(テレグラム)の創設者兼CEOであるPavel Durov氏は2022年12月1日に自身のチャンネルで、Telegramが分散型取引所(DEX)と自己管理型ウォレットの構築を開始することを発表しました。

仮想通貨業界では「FTX」の破綻に伴う関連会社の連鎖的破綻などによって中央集権的な企業やサービスへの信頼が揺らぎ始めており、自分自身で資産を管理できる「自己管理型ウォレット」や、それらのウォレットを接続して自分で資産を管理しながら暗号資産を取引できる「分散型取引所」への関心が高まっていますが、TelegramのDEX開発はそのような現状を考慮してのものだと伝えられています。

Pavel Durov氏は『何十万人もの仮想通貨ユーザーを失望させた過度の中央集権化による過ちを正すことができる』と述べており、DEXや自己管理型ウォレットを構築することによって仮想通貨を安全に取引できると説明しています。

最近では、Telegram利用者が個人アカウント・グループ・チャンネルなどで利用可能な「@〜」形式のユーザー名を売買できる「Fragment」というプラットフォームが公開されていましたが、このプラットフォームはPavel Durov氏を含めた5人がわずか5週間で構築したとも報告されているため、DEXなども比較的早い段階でリリースされる可能性があると期待されます。

なお「Fragment」では仮想通貨Toncoin(TON)を用いて取引が行われており、同プラットフォームでは約1ヶ月間で合計5,000万ドル相当のユーザー名が販売されたとも報告されています。

分散型取引所(DEX)や自己管理型ウォレットの詳細については明らかにされていないものの、Telegramは仮想通貨業界でも人気のメッセージングアプリであるため、今後の新たな発表などには注目が集まっています。

>>「Fragment」の公式サイトはこちら