暗号資産取引所「Gate.io」を展開していることなどで知られる「Gate Group」は2023年2月22日に、香港市場向けの暗号資産取引所「Gate HK」の立ち上げに向けて、香港で仮想通貨ライセンスを申請することを発表しました。
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暗号資産ライセンスを取得して「Gate HK」展開へ
暗号資産取引所「Gate.io」を展開していることなどで知られる「Gate Group」は2023年2月22日に、香港市場向けの暗号資産取引所「Gate HK」の立ち上げに向けて、香港で仮想通貨ライセンスを申請することを発表しました。
香港証券先物委員会(SFC)は今月20日に「暗号資産取引所の規制に関する協議を開始して、仮想通貨取引所のライセンス制度導入に関する一般からの意見募集を開始したこと」を発表、この新ルールには個人投資家に仮想通貨取引を許可する案が含まれていたため、仮想通貨業界では香港市場に注目が集まっていました。
Gate Groupの香港法人である「Hippo Financial Services Limited(Hippo FS)」は昨年8月に、香港で「Trust or Company Service Provider(TCSP)」のライセンスを取得していたとのことで、今回のライセンス申請はこれに続くものであると報告されています。
「Hippo FS」はTCSPライセンスを取得したことによってグローバルユーザーに対して仮想通貨のカストディサービスを提供することができるようになっていましたが、「Gate HK」の立ち上げはブロックチェーン・暗号資産の成長・拡大に向けた重要なステップであると説明されています。
今回のライセンス申請については、Gate Groupの創設者であるHan Lin氏も2023年2月21日のツイートで以下のように報告しています。
香港にとても期待しています。香港でTCSPライセンスを取得したGate Groupは、クリプトライセンスも準備中で、香港の成長する暗号市場に対応した新しい事業体である「Gate HK」の微調整を行なっています。ご期待ください。
Gate Groupは仮想通貨取引プラットフォームの提供範囲拡大に向けた取り組みを積極的に進めており、昨年12月には「米国居住者向けに仮想通貨取引サービスを提供するGate USが、アメリカの複数の州で仮想通貨取引プラットフォームを運営するためのライセンスを取得したこと」も報告されています。
なお、今月21日にはグローバルに仮想通貨関連サービスを展開している暗号資産取引所「Huobi(フォビ)」も香港でのライセンス取得に向けて取り組んでいることを発表しています。