株式会社ビービーエフは2023年4月10日に、個人の暗号資産ウォレット内で保管・管理されたNFTを確認・認証して“新しいラグジュアリー体験”を提供するサービス「Siluru(シルル)」の提供を開始することを発表しました。
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NFTの実用性を向上させる「Siluru」の取組開始
株式会社ビービーエフは2023年4月10日に、個人の暗号資産ウォレット内で保管・管理されたNFTを確認・認証して“新しいラグジュアリー体験”を提供するサービス「Siluru(シルル)」の提供を開始することを発表しました。
Siluru(シルル)は、既存のNFTを保有している人々に”新しいラグジュアリー体験”を提供するサービスであり、Siluruで認証されたNFT保有者だけが訪問できる限定ECサイト・独自メタバースなどを通じて以下のような体験を提供し、対象NFTのユーティリティ(実用性)を格段に向上させると説明されています。
- ファッションブランドが提供する限定アイテムの購入
- 限定エンターテイメント体験
- ファッションブランドが保有するIPやコンテンツなどをNFT化した作品の獲得
同社は「Siluru」のサービス構想実現に向けて、NFTのオンライン決済サービスを手掛ける「SBペイメントサービス」、NFT発行管理サービスを提供する「Kyuzan」、NFT特化型クリエイティブブティック事業を行う「EUPH」ともサービス連携しているとのことで、Siluruのサービス提供イメージについては以下のように説明されています。
NFTに実用性を付与するプロジェクトは他にも
Siluruで提供予定のサービス・機能
Siluru(シルル)で提供予定のサービス・機能としては以下のようなものが挙げられています。
①NFT所有者コミュニティに向けたユーティリティなどへの対応
NFT所有者に向けたユーティリティなどの運用や管理、特定商品の購入などが可能。
②BBFが提供するECサイトでのNFT販売、ユーザーのNFT保有を確認する機能の追加・アップデート
BBFが提供するECマネジメントシステムとKyuzan社が提供するNFT 発行・管理サービス「Mint」とのシステム連携により、ファッションブランドは従来のアパレル商品を販売すると同時にNFTコンテンツの販売が可能となる。
③なめらかな購買体験の提供
SBペイメントサービスが提供するオンライン決済サービスとの連携により、NFTコンテンツをクレジットカード決済で購入することが可能となる。
④付帯サービスとして「NFT開発支援・メタバース開発支援」などを提供
NFTコンテンツの制作やIPとのコラボレーションなどでBBFのパートナー企業EUPHと連携、企画プランニングからコンテンツ開発までが一気通貫での提供が可能となる。
なお「Siluru」の導入検証として、日本を代表するブランド「AMBUSH」と行った取り組みでは、NFTの販売サポートとNFT所有者が購入出来るジュエリーやアパレルの販売のプラットフォームの提供を行い、顧客からも反響を得ているとのことで、『今後も多様な企業やブランドとのアライアンスを行い”ブランド×顧客体験3.0″を社会へ実装するべくプラットフォームの機能拡充やユーザビリティの向上を追求していく』と説明されています。