ETH・XRP・ADA・SOLなどを基軸通貨として採用していることでも知られる暗号資産取引所「Bitrue」は2023年4月14日に、同取引所のホットウォレットがハッキング被害に遭い、約2,300万ドル(約31億円)相当の仮想通貨が流出したことを明らかにしました。
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セキュリティチェックのため全ての出金を一時停止
Bitrue(ビットゥルー)は2023年4月14日に、同取引所のホットウォレットがハッキング被害に遭い、約2,300万ドル(約31億円)相当の仮想通貨が流出したことを明らかにしました。
公式発表によると、同社は日本時間2023年4月14日16:18にホットウォレットで不正送金の動きを検知したとのことで、その後はこの問題に迅速に対処したため、さらなる資金流出は防ぐことができたと説明されています。
今回のハッキングで流出した仮想通貨としては「ETH・GALA・SHIB・MATIC・QNT・HOT」の6銘柄が挙げられているものの、ハッキングの影響を受けたウォレットは資産全体の5%未満しか保管していないウォレットであったため、残りのウォレットは安全なままだとされています。
現在は状況を調査している段階であるとのことですが、セキュリティチェックのために全ての出金は一時停止されており、2023年4月18日には出金が再開される予定となっています
なお、今回の流出で影響を受けた全てのユーザーの資産は全額補償されることになっており、追加の情報は後日改めて報告される予定となっています。
Bitrueはビットコインやステーブルコインに加えて「ETH・XRP・ADA・SOL」などの仮想通貨も基軸通貨として取り扱っていることなどから人気の取引所の1つとなっていますが、同取引所では過去にもハッキングの被害が発生しており、2019年6月には当時の価格換算で約4億8,600万円に相当する「930万XRP」と「250万ADA」が流出しています。