ビットコイン(BTC)の価格にも大きな影響を与える可能性があると注目されている「半減期」までの残り期間が1年を切ったことが明らかになりました。
ビットコインの半減期とは?
ビットコイン、次の半減期まで「残り約362日」
ビットコイン(BTC)の価格予想を行う際にも重要視されている「半減期」まで、残り1年未満となったことが明らかになりました。
半減期(Halving)とは、ビットコインのマイニングで獲得できる報酬の数量が半分になる時期のことであり、新しいブロックが21万ブロック生成されるタイミング(およそ4年周期)で半減期が訪れる仕組みが採用されています。
前回の半減期は2020年5月12日に訪れており、この時の半減期でビットコインのマイニング報酬は「6.25BTC」となっていましたが、CoinGeckoのデータによると、次の半減期までの残り日数は推定362日とされています。
次の半減期は2024年4月28日頃?
「10分で1ブロック」のペースでビットコインのマイニングが進んだ場合には次の半減期が2024年4月28日頃に訪れる予定となっており、現在のブロック生成時間「約9.08分で1ブロック」のペースでマイニングが進んだ場合には2024年4月26日頃に次の半減期が訪れる予定となっています。
なお、ビットコインのブロック生成時間は変化するため「実際の半減期は上記の予想から多少ずれる可能性がある」ということを理解しておくことも重要です。
これまでに訪れたビットコインの半減期の時期・変化したマイニング報酬額・当時のBTC価格は以下の通りです。
半減期の時期 | 報酬額 | BTC価格 |
2012年11月28日 | 50→25BTC | 12.31ドル(約1300円) |
2016年7月9日 | 25→12.5BTC | 650.63ドル(約7万円) |
2020年5月12日 | 12.5→6.25BTC | 8,700ドル(約93万円) |
2024年4月28日頃? | 6.25→3.125BTC | ? |
2028年 | 3.125→1.5625BTC | ? |
迫る半減期がビットコイン価格に与える影響
ビットコインの半減期は「価格上昇のタイミングを見極める上での重要な判断材料の1つ」にもなっており、最近でも複数の著名トレーダーやアナリストが半減期に関連したBTC価格予想を語っています。
先月は金融大手スタンダードチャータード銀行が「ビットコイン価格は2024年末までに10万ドル(約1,340万円)に達する可能性がある」との見解を示していましたが、この価格予想では価格上昇の要因の1つとして”半減期の到来”が挙げられていました。
また、S2Fモデルを用いたビットコイン価格予想で知られる著名アナリストのPlanB氏は、4月21日のツイートで『BTCは2012年・2016年・2020年の半減期の時と同様に”半減期の後”に上昇する』との予想を語っています。
このようにビットコインの半減期は”価格上昇につながる重要なイベントの1つ”として捉えられているため、2024年の半減期にも注目が集まっています。
なお、半減期に関連するビットコイン価格予想では『次の半減期に入る前にBTC保有者を降伏させるほどの恐怖が訪れるだろう』との予想も語られており、”半減期前にはビットコイン価格が短期的に下落する”との予想も出ています。
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