SHIBユーザーと政府の信頼を強化
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)チームは2023年8月3日に、個人が自分自身で自らのIDを管理できる「自己主権型アイデンティティ(Self-Sovereign Identity/SSI)」を全てのシバイヌ関連アプリケーションに統合する計画を明らかにしました。
この計画はシバイヌの主任開発者であるShytoshi Kusama氏が「CoinDesk」との対談の中で語ったもので、『全てのアプリケーションをブロックチェーン基盤のデジタルIDに結びつけることによって、SHIBユーザーと政府の信頼を強化する』と説明されています。
?デジタル新時代の幕開け、Shibariumは信頼を回復・強化します!?
Shytoshi Kusama氏が「CoinDesk」との対談で、全てのシバイヌプロジェクトに自己主権型アイデンティティ(SSI)を統合する計画を発表?
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自己主権型アイデンティティ(SSI)とは
自己主権型アイデンティティ(SSI)とは、GoogleやAmazonなどといった特定の管理主体に依存することなく、自分自身で自分のID情報を管理できる仕組みのことを指します。
これは「パスポートや運転免許証のような身分証明書・ID情報文書のデジタル版」として機能するもので、ID情報をデジタル化して管理方法を工夫することによって、より効率的で安全なID利用環境を構築しています。
管理主体が存在する従来のID管理方法では「ID管理を管理主体に委ねる必要があり、ユーザーはサービス毎に異なる膨大な数のID管理が必要で、管理主体のサービス停止でIDが使えなくなる可能性がある」といった問題点がありました。
しかし、SSIを利用する場合には「ユーザー自身が自らのIDを管理することが可能で、1つのIDで複数のサービスにアクセスすることができる」というメリットがもたらされます。
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Shiba InuエコシステムにおけるSSI活用の利点
CoinDeskの報告によると、シバイヌ開発チームは「SHIBを活用しているプロジェクト」や「Shibarium上での構築を計画しているプロジェクト」など様々なコミュニティプロジェクトと協力していると報告されています。
Shibariumは、高速かつ低コストな取引環境を実現するレイヤー2ネットワークであり、メタバース・分散型取引所・ゲームなどいった様々なサービスを構築するための重要な基盤になると期待されています。
今後は「Shiba Inu」や「Shibarium」で色々なサービスが展開されていくことになると予想されますが、SSIがそれら全てのプロジェクトで採用されれば、各種サービスへのアクセスが安全かつ簡単になり、複数のID情報を管理する手間も削減されると期待されます。
また、ウォレットなどを介して1つのIDで各種サービスにアクセスできるようになれば、サービス連携したコンテンツ展開も容易になると期待されるため、エコシステム全体の相互運用性が高まり、ユーザーにとって魅力的なゲームやコンテンツなどが増加する可能性があるとも期待されます。
Shiba Inuが採用を計画しているSSIの詳細については明らかにされていないものの、近日中には「Shibarium」もリリースされる予定で、最近では「Shibarium Bridge」のベータ版も公開、大口保有者がSHIBを蓄積していることなども報告されているため、今後の発表や値動きなどには注目が集まっています。
美しいメタバースにも期待