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メタマスク:仮想通貨盗難を防止する新機能「セキュリティアラート」を発表

プライバシー保護機能「セキュリティアラート」を実装

仮想通貨ウォレットのMetaMask(メタマスク)は2023年11月1日に、暗号資産の盗難や不正取引を未然に防止することができるプライバシー保護機能「セキュリティアラート」を搭載することを発表しました。

セキュリティアラートは、Web3セキュリティ企業である「Blockaid」との提携を通じて提供される拡張機能であり、全てのメタマスクユーザーが利用可能になれば、数十億ドル規模の仮想通貨盗難を防止できる可能性があると説明されています。

Web3セキュリティのリーディングプロバイダーである「Blockaid」とのコラボレーションによって、MetaMaskの拡張機能にプライバシーを保護するセキュリティアラートを搭載し、悪意のある取引を未然に防ぐことが可能になりました🦊🛡️

詐欺やフィッシングからユーザーを保護

セキュリティアラートは、仮想通貨業界で頻繁に報告されている「詐欺フィッシングハッキング」などからユーザーを守る新機能で、ユーザーは第三者企業にデータを共有することなく取引の安全性を高めることができるようになっています。

公式発表によると、一般的なWeb3ウォレットはセキュリティ警告を行うためにユーザーのトランザクションデータを第三者企業に共有しているものの、セキュリティアラートは全てのトランザクションと署名リクエストを外部共有しなくてもいいように設計されているとのことです。

Blockaid(ブロックエイド)は、盗難防止の分野で既に実績を有しているとのことで、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏のXアカウントがハッキングで不正DAppsの宣伝に悪用された際には、フラグを立てることによって10万ドル相当以上の暗号資産盗難を阻止したと説明されています。

2024年初頭には全ユーザーが利用可能に

今回発表された「セキュリティアラート」は、実験的なオプトイン機能として2023年10月31日からデスクトップユーザー向けに提供されていると報告されています。

また、2023年11月後半にはMetaMaskのモバイルアプリでも同様の機能が利用可能になる予定です。

さらに、2024年第1四半期までには全てのMetaMaskウォレットにデフォルト機能として搭載される予定で、最終的には全てのメタマスク利用者がセキュリティアラートを利用できるようになると報告されています。

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