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ジョン・マカフィー「ICO推薦者は逮捕されろ」発言後に毒殺されかける

サイバーセキュリティ専門家であるJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏が何者かに暗殺されかけていたことが明らかになりました。彼は自身のTwitter上で毒を盛られたことによって、2日間に渡って意識不明の状態にあったことを語っています。

Twitterで明かされた毒殺未遂

マカフィー・アンチウイルスの創始者であるJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏は、珍しく3日前からTwitterの投稿が止まっていました。22日に久しぶりにツイートを投稿した彼は、何者かに毒を盛られたことによって、2日間も意識不明の状態に陥っていたことを明かしました。

3日間休んでいたことをお詫びします。ノースカロライナ州のVidant Medical Centerで、2日間意識不明になっており、さきほど目覚めました。私の敵が飲食物に何かを混入したのですが、私を殺すことは想像以上に難しいようです。ただいま。

何者かに毒殺を図られたと主張しているマカフィー氏はその後、犯人に対する激しい怒りを投稿するとともに、『犯人が誰であるかを知っている』とツイートしています。

そして犯人へ。あなたは激怒の真の意味をすぐに知ることになるだろう。私はお前が誰なのか把握している。去った方が良い。

さらに彼は、自身の妻とともに犯人に対して次のようなメッセージを投稿しています。

妻と私から無能な犯人へのメッセージ。

一連の投稿には相当深刻な状況であったことが現れていますが、この写真を見る限りでは、現在は順調に回復に向かっていることが伺えます。そして実際に彼はこの数時間後には以前のようにTwitterでの投稿を再開しています。

仮想通貨ウォレット『Bitfi Wallet』

マカフィー氏は、意識不明から回復したことを報告した数時間後に、Bitfiによって構築された新しい”超安全な仮想通貨ウォレット”であるという『Bitfi Wallet』の発売を宣言しました。Bitfi Walletは、その他のウォレットよりも優れたセキュリティ機能を備えており、自動的に更新されます。

Bitfi Walletは、ハードウェアウォレットソリューションを使用していなかった完全に分散化された匿名性の高い仮想通貨であるモネロ(XMR)を含む、ワイヤレスセットアップと多くの一般的な仮想通貨や資産のサポートを備えたダッシュボード付きのオープンなハードウェアウォレットです。

マカフィーの発言と今後の計画

ジョン・マカフィー氏は18日、米国証券取引委員会(SEC)からの脅威を理由に『ICOにはもう一切関与しない』と宣言し、「ICOを推進する人たちは逮捕されるのを楽しみにした方が良い」とまで発言しました。

これまでは『仮想通貨の未来はICOにある』と語っていた同氏が180度意見を変えたこの発言には世界中が注目していました。これらの発言などもあって毒殺を計画された可能性も考えられますが、今のところは事件の真相は明らかになっていません。

またマカフィー氏は独自の決済通貨『マカフィーコイン(McAfee Coin)』を発行することも5月29日に発表しています。

マカフィー氏の毒殺を図った犯人の真相や今後の彼の新たな発表を今後も追って行きます。