国内金庫の「ビットコイン貯金箱」で保管
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は2024年3月15日に、エルサルバドル政府が保有するビットコイン(BTC)の大部分をコールドウォレットに移動させて、エルサルバドル国内の金庫で保管することを発表しました。
コールドウォレットとは、インターネットと完全に切り離された仮想通貨ウォレットのことであり、ハッキングや資金盗難のリスクを下げることができるより安全な仮想通貨保管方法となっています。
今回の投稿では、エルサルバドル政府が用意したコールドウォレットの「ウォレットアドレス」や「BTC保有量」も明らかにされています。
【コールドウォレットアドレス】
32ixEdVJWo3kmvJGMTZq5jAQVZZeuwnqzo
【ビットコイン保有量】
5,689.68509200 BTC(約4億ドル=約600億円相当)
私たちはビットコインの大部分をコールドウォレットに移動させて、そのコールドウォレットを国内にある物理的な金庫で保管することにしました。
エルサルバドル初の「ビットコイン貯金箱」と呼べるでしょう??
大したことではありませんが、誠実な仕事です?
BTCがエルサルバドルを大きく変える?
BTC保有量は従来の報告の約2倍
エルサルバドル政府が保有するビットコインの枚数は「Nayib Tracker」と呼ばれるサイトで追跡可能となっていましたが、今回明かされたBTC保有量は「Nayib Tracker」で報告されていたBTC保有量の約2倍に相当するため、今回の発表は「BTC保有量」の面でも注目を集めています。
Nayib Trackerのサイト情報は記事執筆時点でまだ更新されていないため、エルサルバドルのBTC保有量は2,864 BTC(約2億ドル相当)と記載されていますが、ブケレ大統領は5,689 BTC(約4億ドル相当)を保有していると報告しています。
ブロックチェーンエクスプローラーを利用して「今回公開されたBTCウォレットアドレス」を検索すれば、リアルタイムのBTC保有量なども確認できるため、今後はBTC保有額の変化などにも注目です。
こちらの記事もあわせてどうぞ