インターフェイス手数料が「0.25%」に
分散型取引所(DEX)であるUniswap(ユニスワップ)が、昨年10月に導入したインターフェース手数料を「0.25%」に引き上げたことが明らかになりました。
インターフェース手数料は、Uniswapの運営資金を確保するために「Uniswap Labs」が徴収する手数料であり、「ステーブルコイン同士の交換」や「ETH/WETHの交換」を除く全ての取引で徴収される仕組みになっています。
昨年10月にインターフェース手数料が導入された際には、業界最低水準となる「0.15%」の手数料が設定されていましたが、現在はこの手数料を0.10%引き上げた「0.25%」がインターフェース手数料として設定されています。
また、インターフェース手数料の対象となる取引ペアも拡大されたようで、以前は「手数料対象の通貨」が挙げられていたのに対し、現在は「Uniswapのインターフェイスを通じたメインネット&レイヤー2の取引で手数料が発生する」ということが説明されています(※ステーブルコイン同士の交換やETH/WETHの交換は除く)。
手数料導入時の記事はこちら
米SECとの訴訟問題に対処するための措置??
インターフェース手数料の引き上げは、ユニスワップが米国証券取引委員会(SEC)から訴訟の警告を受けた数時間後に行われたと伝えられています。
そのため、今回の手数料引き上げについては「米SECとの訴訟に備えて軍資金を貯めるためのものなのではないか?」と考える意見も出ています。
なお、Uniswapは仮想通貨を交換時に「Fee(0.25%)」と表示する形でインターフェース手数料が含まれることを説明する仕組みを採用しているため、交換時に取引内容を確認すればインターフェース手数料を確認することができます。
また、インターフェース手数料を避けたい場合には「Uniswapが開発したものではない代替インターフェイス」を使用してUniswapにアクセスすることで手数料を回避できるとも報告されています。
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