半減期後に多数のアルトコイン価格が上昇「CORE・BONK・SHIB」など
COREは過去7日間で約70%の価格高騰
ビットコイン(BTC)が2024年4月20日に半減期を通過した後、複数のアルトコインで価格上昇が続いている。
過去7日間の価格上昇率が特に高いのは「CORE・BONK・SHIB」の3銘柄で、COREは約70%の価格高騰を記録、BONKは約31%、SHIBは約18.5%の価格上昇率を記録している。
COREは、ビットコインとイーサリアムの長所を組み合わせたイーサリアム仮想マシン(EVM)とも互換性のあるレイヤー1ブロックチェーンを構築しているプロジェクトで、D3と協力してWeb3ドメインを発行していることでも知られている。
BONKは昨年から価格高騰が続いているソラナ基盤の犬系ミームコインで、SHIBはShibairumのローンチなどでも注目を集めている時価総額トップレベルのERC20トークンだ。
この3銘柄に続くのは「ICP・AR・FLOKI・SUI・NEAR・BEAM・AGIX」などで、これらすべての仮想通貨で14%以上の価格上昇率が記録されている。
2024年4月22日 過去7日間の価格上昇率ランキングトップ10(画像:CoinMarketCap)
D3はCORE・SHIBのドメインを提供
ミーム・レイヤー1など様々な分野のトークンが上昇
BONK・SHIB・FLOKIの3銘柄は一般的に「ミームコイン」のカテゴリで括られる仮想通貨だ(※SHIBに関しては"もはやミームコインではない"という意見も増えている)。
ミームコインは昨年の価格高騰で大きな注目を集めていたが、半減期後もミームコインの勢いは衰えていないようだ。
「CORE・ICP・SUI・NEAR」はいずれもレイヤー1ブロックチェーンで、SUIは「TikTok関連企業との提携」や「Web3対応の携帯ゲーム機の発表」などでも注目を集めている。
Arweave(AR)はデータを無期限に保存するための分散型データストレージネットワークで、BEAMはPlay-to-Earn(P2E)ゲーム関連のプロジェクト、SingularityNET(AGIX)はAI関連のプロジェクトだ。
SingularityNET(AGIX)は先月発表された「人工超知能アライアンス」に参加する3プロジェクトの中の1つであり、この取り組みでは「$FET、$OCEAN、$AGIX」という3つのトークン「$ASI」というトークンに統合することが発表されている。
仮想通貨業界では半減期前から多数の注目ニュースが報じられていたものの、半減期前後の価格下落に対する警戒感からか、価格への影響はあまりみられていなかった。
しかし、現在はビットコインの半減期を通過したことによって、各仮想通貨の価格にも変化が見られ始めているため、今後は他の仮想通貨でも本格的な価格上昇が始まる可能性があると期待されている。