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各種仮想通貨を「Shibarium基盤BONE」に簡単交換|ガス代補充機能の使い方を解説

ShibariumScanに「Get gas」ボタン登場

シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連のイーサリアムL2「Shibarium」のブロックチェーンエクスプローラーである「ShibariumScan」に、他チェーンの仮想通貨を簡単操作でBONEに交換できる「Get gas(ガス代補給)」のボタンが設置されたことが明らかになりました。

ShibariumScanは、Shibariumのブロックチェーン上に記録されたデータを確認できる「ブロックチェーンエクスプローラー」と呼ばれる種類のサービスで、ウォレットアドレス・トランザクションハッシュ・コントラクトアドレスなどを検索することで希望するデータを確認・追跡できるようになっています。

このサービスは、自分のウォレットに保管されている各種暗号資産の詳細や取引履歴などを確認する際などにも利用できる便利なサービスとなっていましたが、今回はShibariumの利用に役立つ「Get gas(ガス代補給)」のボタンが追加されています。

ShibariumScanに「Get gas」のボタンが登場

Get gas(ガス代補給)とは?

Get gas(ガス代補給)は、Shibariumのブロックチェーン上で取引を行う際に必要となる手数料(ガス代)の支払いで利用される「Shibarium上のBONE」を取得するためのボタンとなっています。

Shibariumのネットワーク上で取引する際には「Shibariumネットワーク上のBONE」で各種ガス代を支払う必要があるため、ウォレット内に「Shibarium基盤のBONE」を準備する必要があります。

Shibarium基盤のBONEは、仮想通貨取引所からShibrariumネットワーク経由でBONEを送金したり、ブリッジと呼ばれるサービスで他チェーンからBONEを転送したりすることによって用意することができますが、「Get gas」を利用すればより簡単にBONEを取得することが可能です。

具体的には「SmolRefuel」と呼ばれる外部サービスを通じて、他チェーン上の仮想通貨を「Shibarium上のBONE」に交換する仕組みで、ウォレット接続と簡単操作で交換できるようになっています。

SmolRefuelの公式情報によると、SmolRefuelは記事執筆時点で以下のようなブロックチェーンをサポートしているとのことで、チェーンによって「ガス代無料で交換できるもの」と「一方通行のガストークンブリッジができるもの」があるとされています。

【ガス代無料の交換が可能】
Ethereum、Optimism、Arbitrum、Base、Polygon、Polygon zkEVM、BSC、Avax、Fantom、Mantle、Mode、Linea

【一方通行のブリッジが可能】
Ancient8、Arbitrum Nova、Arbitrum One、Astar、Astar zkEVM、Aurora、Avalanche、Base、BEVM、BEVM Canary、Bea、Bifros、Bitger、BitTorrent、Blast、Boba、BSC、Callisto、Canto、Celo、Combo、Conflux、CoreDAO、Cronos、Degen、Dexalot、DFK、Dogechain、EOS EVM、ETC、Ethereum、Evmos、Fantom、Filecoin、Flare、Fraxtal、f(x)Core、Fuse、Fusion、Gelios、Gnosis、Harmony、HECO、Horizen EON、Hychain、Hypr、Immutable zkEVM、IoTeX、Kava、KCC、Klaytn、Kroma、Lambda、LightLink、Line、Loot、Lukso、Lumio、Mantle、Manta、Merlin、Metal、Meter、Metis、Mode、Moonbeam、Moonriver、Muster Network、MXC zkEVM、Nahmii、Neon EVM、Oasis、Oasys、OKX、opBNB、Optimism、Orderly、Pego、PGN、Play Apex、PlatON、Polygon、Polygon zkEVM、Pulsechain、Rari、Re.al、Rollux、RSS3、SatoshiVM、Scroll、Shibarium、Shiden、ShimmerEVM、Songbird、Step、SX Network、Syndicate Frame、Telos、Tenet、Tron、Ultron、Viction、VinuChain、Wan、WEMIX、XAI、XPLA、zkAmoeba、zkFai、zkLink Nova、zkSync Era、Zeta、Zora

SmolRefuelでBONEに交換する方法

SmolRefuelを利用して「Shibarium基盤のBONE」を取得したい場合には、以下のような手順で作業を進めます。

  1. ShibariumScanで「Get gas」をクリック
  2. SmolRefuelのページでウォレットを接続
  3. 交換元のガストークンを選ぶ
  4. ネットワークを適切なものに切り替える
  5. 交換希望額を入力して「Send」をクリック
  6. ウォレット側でトランザクションを承認
  7. 数分後に交換が完了する

SmolRefuelにウォレット接続

ShibariumScanで「Get gas」をクリックすると「SmolRefuel」の交換ページが表示されるため、このページで自分のウォレットを接続すれば、各種仮想通貨の交換作業を開始することができます。

なお、この機能はスマホとパソコンのどちらでも利用することが可能です。

スマホの場合はメタマスクなどのブラウザ機能で「https://www.shibariumscan.io/」にアクセスしてください。

「Get gas」をクリックすると「SmolRefuel」の交換ページが表示される

交換元のガストークンを選ぶ

ウォレットを接続して「Select Token」のボタンをクリックすると、交換可能なガストークンのリストが表示されるため、その中から自分が交換したいトークンを選択しましょう。

自分が交換したいトークンを選択する

ネットワークを適切なものに切り替える

選んだトークンのブロックチェーンと現在のネットワークが違う場合には、この時に「Switch Chain」のボタンが表示されるため、最初にこのボタンをクリックして適切なネットワークに切り替えておきましょう。

ETHをBONEに変える場合にはイーサリアム、MATICをBONEを変える場合にはポリゴンのネットワークを利用する形となります。

交換元のブロックチェーンによっては交換時に発生する手数料が高くなってしまうため、ポリゴン(MATIC)のような低コストなものを選んだ方が安くBONEを手に入れることができます。

必要な場合は「Switch Chain」をクリックしてネットワークを適切なものに切り替える

交換希望額を入力して「Send」をクリック

ネットワークを切り替えたら、自分が交換したい仮想通貨の数量を指定して「Send(送金)」をクリックします。

この時に入力する数字は「仮想通貨の枚数」ではなく「米ドル換算の金額」となっていますので、間違えて入力しないように注意してください。

なお、金額を入力すると「Send」のボタンの上に「手数料を差し引いて最終的に何ドル相当のBONEが受け取れるか」の見積もりが表示されるので、こちらも参考にしてみてください。

交換数量を入力して「Send」をクリック

ウォレット側でトランザクションを承認

「Send」をクリックすると、ウォレットのポップアップ画面が起動してトランザクション(取引)の承認が求められますので、内容を確認して問題なければ取引を承認してください。

トランザクションを承認した後に表示される画面で「Your transaction is complete」などのような取引完了画面が表示さされば交換作業完了となります。

トランザクションを承認した後に表示される画面

実際にBONEが届くまでにかかる時間は交換元トークンのブロックチェーンによって異なるものの、イーサリアムを利用した場合でも数分程度でBONEが届きました。

なお、交換されたBONEは「交換に利用したウォレットアドレスのShibariumネットワーク上」に反映されますので、Shibariumのネットワークをウォレットに追加していない場合は、以下の情報を入力してShibariumのネットワークを追加してみてください。

Network name Shibarium
New RPC URL https://www.shibrpc.com
Chain ID 109
Currency symbol BONE
Block explorer URL(Optional) http://shibariumscan.io

Shibariumの利用準備がより簡単に

今回のガス代補給機能を利用すれば「国内取引所でガス代が安いMATICなどを購入して、ウォレットに送金し、ガス代補給機能でBONEに交換する」という簡単作業で”Shibarium基盤のBONE”を取得することができます。

これまでの環境では「Shibarium基盤のBONEを準備するまでの作業」がShibariumを利用する際のハードルになっていましたが、これによってより簡単にShibariumの利用準備を整えることができるようになりました。

今回の機能を用いて取得できる「BONE」は、Shibariumのガス代として利用できるだけでなく、分散型取引所(DEX)を通じた各種トークンとの交換などでも利用できます。

そのため、ガス代補給機能でBONEを取得すれば、そのBONEをShibarium基盤のトークンに交換したり、流動性ステーキングなどの運用を開始したりすることも可能です。

Shibariumは高速かつ低コストな取引環境が特徴で、1回の取引にかかるガス代も1円未満となっているため、「まだShibariumを触ったことがない」という方は、この機会にShibariumを利用し始めてみてはいかがでしょうか?

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