主要暗号資産20銘柄で構成される「ProShares CoinDesk Crypto 20 ETF」米SECに登録申請

主要暗号資産20銘柄で構成される「ProShares CoinDesk Crypto 20 ETF」米SECに登録申請(ProShares Seeks SEC Approval for 'CoinDesk Crypto 20 ETF' Tracking 20 Leading Cryptocurrencies)
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「ProShares CoinDesk Crypto 20 ETF」のNYSE上場申請

米国で複数の仮想通貨関連ETFを展開している大手資産運用会社ProShares(プロシェアーズ)が、2025年10月20日付で「ProShares CoinDesk Crypto 20 ETF」と呼ばれる新たなETFを米国証券取引委員会(SEC)に登録申請したことが、SEC公式サイト上に公開されたForm N-1A(投資信託登録申請書)によって明らかになりました。

ProShares CoinDesk Crypto 20 ETFは、大手仮想通貨メディア「CoinDesk」が算出する「CoinDesk Crypto 20 Index」のパフォーマンスを追跡するよう設計されたもので、時価総額上位の主要な暗号資産20銘柄の市場動向を反映させる設計となっています。

このETFはニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場が予定されており、2025年10月22日にはCoinDeskからも「ProSharesが“ProShares CoinDesk Crypto 20 ETF”のNYSE上場を正式に申請した」と報告がなされています。

🚨最新情報:ProSharesが「ProShares CoinDesk Crypto 20 ETF」のNYSE上場を正式に申請。

本ファンドは「CoinDesk Crypto 20 Index」に連動し、時価総額上位20のデジタル資産への投資機会を提供します。

時価総額上位の主要仮想通貨20銘柄で構成

CoinDesk Crypto 20 Indexは時価総額・流動性・取引所の健全性などを基準に構成されており、同インデックスの公式サイトには記事執筆時点で以下のような仮想通貨が構成銘柄として記載されています。

ProShares CoinDesk Crypto 20 ETFは暗号資産市場全体の動きをバランス良く捉えることを狙った設計となっているため、このETFが実現すれば暗号資産市場全体の成長に連動する分散型のエクスポージャーを得られる可能性があると注目されています。

現物ではなくデリバティブ型の可能性も

米SECに提出された書類の内容からは、ProShares CoinDesk Crypto 20 ETFが暗号資産を直接保有する「現物型」ではなく「先物契約やスワップなどのデリバティブを通じて間接的に市場へ投資する形式」を採用する可能性も示唆されています。

これは、ProSharesがすでに運用している「Bitcoin Strategy ETF(BITO)」などと同じ先物連動型の仕組みを採用する方針とみられており、SECが承認しやすいモデルとして実績がある点でも注目されています。

ProSharesはこれまでに複数の暗号資産関連ETFを上場させており、SECとの調整・コンプライアンス対応において業界内で比較的実績のある運用会社として知られているため、今後の動向や続報には注目が集まっています。

今回の申請が承認されれば、「ProShares CoinDesk Crypto 20 ETF」は“暗号資産市場全体を包括的にカバーする分散型ETFのひとつ”として注目を集める可能性があります。

米国では「BlackRock、Fidelity、VanEck」などの大手金融機関もインデックス型やマルチアセット型のETFを準備しているため、今後は「暗号資産インデックスETF」の競争が一段と激化するとも予想されています。

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source:SEC公開資料
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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