Shibarium利用者はRPC設定の手動更新を
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連のイーサリアムL2である「Shibarium」で重要なインフラアップグレードが実施されることに伴い、Shibariumネットワークに接続するためのRPC設定変更が必要となることが明らかになりました。
RPC(Remote Procedure Call)とは、ウォレットやアプリケーションがブロックチェーンネットワーク上のノードと通信するために必要となる通信パイプのようなものであり、MetaMask(メタマスク)などのウォレットにブロックチェーンを追加する場合にも「RPC URL」を設定する項目が設けられています。
Shibariumでは今回のインフラアップグレードによって従来のパブリックRPCが今後2週間以内に停止されるとのことで、停止後は旧RPC URLではShibariumネットワークに接続できなくなるため、すべてのユーザーはRPC設定を手動更新する必要があると報告されています。
メタマスクなどのウォレットにShibariumを追加している場合は「設定画面→ネットワーク→Shibarium」と進んだ先に「RPC URL」の項目が表示されているため、RPC URLの項目で「RPC URLを追加+」をクリックして、新しく「https://rpc.shibarium.shib.io」というURLを追加することによって更新を行うことができます。
(追記:2025年11月5日)新たに採用されるRPC URLについて修正の発表がありましたので、記事の内容を修正しました。正しいRPC URLは「https://rpc.shibarium.shib.io」となります。
より強固で分散化されたネットワークへ向かう施策
RPCはウォレットや分散型アプリケーション(DApps)が「送金・残高確認・スマートコントラクト操作」などを行うための通信ゲートウェイであるため、旧RPC廃止後も新RPCへの更新を行わなかった場合には、Shibariumのブロックチェーンとやり取りすることができなくなります。
これはネットワーク接続に関するものであるため、更新を行わなかったからといって自分の暗号資産が失われるわけではありませんが、ウォレット内で管理しているShibariumネットワーク上の暗号資産を送金したりする場合には上記の設定更新が必要となりますので、Shibariumを利用している場合は忘れずに設定変更しておくようにしましょう(※既に更新されている場合は必要なし)。
なお、SHIB開発チームは今回のインフラアップグレードについて「長期的なネットワーク健全性と分散化強化を目的とした基盤レベルの変更」と説明しており、ShibariumエンジニアリングマネージャーのJohn Doe氏は「アクセス制限ではなく、より強固で分散化されたネットワークへ向かう施策」と説明しています。
今回のRPC設定変更に関する説明は、SHIB関連のウェブマガジンである「The Shib Magazine」の記事でも確認することが可能です。
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source:The Shib Magazine
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用





























