仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

ビットコイン(BTC)回復なるか?先物取引の「売りポジション」に減少傾向


米国の商品先物取引委員会(CFTC)が8月24日に公開したデータでは、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の先物取引における『売りポジション』が減少していることが示されています。2018年の初めから長い間続いていた価格の下落は終わりに近づいている可能性があるとの見方も強まってきています。

こちらから読む:ビットコイン価格は回復する?これまでに語られてきた予想から

先物トレーダーが「ショート」から「ロング」に?

米商品先物取引委員会(CFTC)が公開したデータによると、2018年8月21日までの1週間におけるビットコイン先物取引での『売りポジション(ショート)』の数は、その前週と比べると「210」減少して「3,426」となっており、『買いポジション(ロング)』の数は「56」増加した「2,160」となっています。

また、全体で見た場合のポジションの数は「1,266」の減少と報告されています。
・『売りポジション』=3,426
・『買いポジション』=2,160
であるため、依然として『ショート』の数が多い状況は変化していないものの、以前に比べるといわゆる『弱気派』のトレーダーが減少してきていることが伺えます。

全体のポジション数も減少していることを考えると、それらのトレーダーは現在市場を見極めているとも予想されますが、今年の2月に650,000円近くまで下落して以降は横ばいの状態が続いていることなどから、徐々に『買いポジション』へと移行する動きが出始めているとも考えられています。

2018年8月28日 BTC/JPYのチャート(引用:bitbank)

仮想通貨投資家たちの強気予想

これまでにも数多くの仮想通貨投資家たちが、ビットコイン価格は再び大きな上昇を見せるとの予想を語ってきました。

“マカフィー砲”で知られているJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏に至っては、『ビットコインの価格が2020年までに100万ドル(1億1,000万円)にならなければ、ライブテレビで自らのペニスを食べる』とまで豪語しています。

また仮想通貨投資会社である「BKCM」のCEOであるBrian Kelly(ブライアン・ケリー)氏は、CNBCとのインタビューの中で、「ビットコイン先物取引の市場は2019年には更に成熟度を増す」とも語っており、そのような理由からビットコインETFの承認は早くても来年の2月になる可能性が高いと語っています。

また、仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)のCEOであるArthur Hayes(アーサー・ヘイズ)氏は、ビットコイン価格はさらに下落する可能性はあるものの、年末までには約5万ドル(約550万円)に達するとの予想を語っており、『今後の大きなボラティリティに期待すべきだ』と語っています。

長い間停滞が続き、先物取引市場にも徐々にバランスが取れてきた今、ビットコイン市場は大きな変化の時を迎えようとしているのかもしれません。ビットコイン(BTC)は2018年8月28日現在、約775,000円前後で取引されています。

bitbankの登録方法はこちらで詳しく解説しています