Ripple(XRP)は、米国のトップ10に入る大手銀行の1つである「PNC Bank」がRippleNetに参加したことを発表しました。今回の提携によって、PNCはリップルが提供しているクロスボーダー決済ツール「xCurrent」を使用します。
こちらから読む:PNC Bankが新たに参加した「RippleNet」とは
安全なデジタル決済「xCurrent」を仕様|PNC Bank
PNC Bankは、アメリカ・ペンシルベニア州に本社を構える大手銀行です。800万人以上の顧客を抱える同銀行は19の州とコロンビアの特別区に2,000を超える支店を構えており、9,000を超えるATMを運営しています。
総資産額は約49兆円と言われており、アメリカの銀行の中では9位にランク付けされています。
同銀行はRippleが提供しているクロスボーダー決済ツールである「xCurrent」を使用をすぐにでも開始する予定であると伝えられています。
「PNC Treasury Management」のChris Ward(クリス・ワード)氏は、今回の提携について次のように述べています。
世界経済がますますデジタル化されるにつれて、世界におけるリアルタイム決済の必要性が非常に重要となってきています。私たちは、世界中のどこにいても安全な方法で瞬時にデジタル決済を行うことができる機能をクライアントに提供することが重要だと考えています。
RippleNet:6大陸「40カ国」に拡大
リップルが提供している「xCurrent」はすでに数多くの銀行によってテストが行われています。実際にテストなどが行われた上でその実用性が証明されてきたことによって、現在も続々とあらたな銀行が参加を発表しておりその規模は急速に拡大しています。
Rippleでシニア・バイス・プレジデント(SVP)を務めているMarcus Treacher(マーカス・トリーチャー)氏は次のようにコメントしています。
クロスボーダー決済の技術は長い間、不透明で遅く、高値であるとされてきました。PNCは革新的かつ先進的な機関として、ブロックチェーンのような最新テクノロジーの将来性を理解しています。
ここ最近でも複数の決済プロバイダがRiipleNetに参加しているため、米国の主要な銀行の一つがそれらの銀行と同様に参加してくれることを大変嬉しく思っています。
私たちはこのような動きを「ネットワークが順調に成長を続けている兆候」だとみています。
リップル社は、東アジア、東南アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南米の一部に新たな決済ネットワークを開設しており、今や6大陸の40カ国に顧客を持っていると発表しています。
Rippleは今月13日、サウジアラビアの大手金融機関であるナショナルコマーシャルバンク(NCB)との提携も発表しています。また同社の関係者によって、仮想通貨XRPを実際に使用するソリューションである「xRapid」の商用版が来月にもリリースされる可能性があることも明らかにされています。
今や大手金融機関との提携も珍しいものではなくなってきているRipple社のこれからの具体的なサービスの展開にも大きな注目が集まります。
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