Ripple(リップル)社は現在、金融業界での活躍だけに留まらず様々な分野で寄付や支援活動に取り組んでいます。最近の発表では同社の共同設立者兼理事長であるChris Larsen(クリス・ラーセン)氏らがアメリカの「サンフランシスコ州立大学(SFSU)」に対して2,500万ドル(約28億円)相当の仮想通貨XRPを寄付したことが明らかにされています。
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勉強に励む「フィンテック起業家」を支援
Ripple社の共同設立者兼理事長であるChris Larsen(クリス・ラーセン)氏とその妻Lyna Lam(リナ・ラム)氏が「Rippleworks」とともにアメリカの「サンフランシスコ州立大学(SFSU)」に対して2,500万ドル(約28億円)相当の仮想通貨XRPを寄付を行なったことが同大学の公式発表で明らかになりました。
「Rippleworks」は、2015年にラーセン氏らが共同で立ち上げた非営利団体であり、有望な起業家やベンチャー企業などの支援を行なっています。サンフランシスコ州立大学は、今回受け取った寄付金を「地域及び世界的に活躍するフィンテック起業家」を目指して学習に取り組む学生たちを支援するために活用していくと説明しています。
今回送られた寄付金は、米国で大学に対して送られた「仮想通貨による寄付」としては最も大きい金額であると伝えられています。サンフランシスコ州立大学はクリス・ラーセン氏の出身校でもあるため、母校への強い思いも込められているようです。
金融取引だけに留まらない「Ripple社」の取り組み
Ripple社は2018年9月に「科学/工学/数学/フィンテック」などの教育に焦点を当てた社会支援プログラム「Ripple for Good(リップル・フォー・グッド)」を開始することを発表しており、今回の投資にも関わっている「Rippleworks」と連携して複数の有名大学に多額の寄付を行なっています。
またこの他にもRipple社は「University Blockchain Research Initiative」と呼ばれるプロジェクトを通じて世界各国の名門大学にも寄付を行なっており、同社の企業投資部門である「Xpring」は仮想通貨XRPを用いて音楽業界に変革をもたらすことを目指しているスタートアップ企業「Raised in Space Enterprises」や、ブロックチェーンゲーム会社である「Forte」の支援なども行なっています。
最近では金融機関での技術採用が急速に進んでいるだけでなく「大学などでの教育支援」や「音楽・ゲーム関連企業との提携」も進み、コミュニティの間でXRPを用いた新しいサービスの開発も進められているため、今後数年間でRipple社や仮想通貨XRPの採用はますます加速していくことになると予想されます。
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2019年4月6日|リップル(Ripple/XRP)の価格
リップル(Ripple/XRP)の価格は先日の価格急騰後も価格をキープしており、2019年4月6日時点では「1XRP=40.14円」で取引されています。先日5日には一時的に42円近くまで上昇しています。