SwiftDemandがDAOベースの仮想通貨を開発中
仮想通貨でのベーシックインカムの実現を目指しているSwiftDemandは、新しく発行する予定である『DAOベースの仮想通貨』に関するホワイトペーパーを公開しました。
SwiftDemandのユーザーに送られたメールには以下のように書かれています。
“私たちはブロックチェーンの開発を開始しました。近い将来、コア機能を備えた初期バージョンをリリースすることから始めます。機能は、SwiftDemandのホワイトペーパーに従って時間とともに追加されます。”
“SwiftDemandは他のほとんどの ICO をユーザーで上回っており、あとは開始するばかりです。またトークンを使用できる有効で活発なプラットフォームを備えたデジタル通貨はごくわずかです。”
今回新しく発行される予定の仮想通貨はブロックチェーンの DAO の技術を採用しており、正式にブロックチェーン化された仮想通貨となっています。
また現在SwiftDemandが無料で配布している仮想通貨 swifts に関しては、1対1の比率で移行するとされており、既存ユーザーからの期待が高まっています。
SwiftDemandとは?
SwiftDemandは仮想通貨を使ってベーシックインカムを実現しようとしているチームです。
登録しているユーザーには、SwiftDemandが独自に発行している通貨『swifts』 が毎日100Swiftsづつ無料で配布されます。
1つのWebページ上で簡単に送金や受取ができる
ログイン後のトップ画面では、配布された通貨の受け取りができるほか、別のSwiftDemandユーザーへの送金もできるように作られており、個人間の取引も1つのWebページ上で簡単に行えます。
Swiftsでの支払いのためのストア
サイト内で提供されている「Store(ストア)」を使えば、個人でも簡単に商品やサービスを販売でき、Swiftsを使った売買が可能になります。
このサービスは去年頃から提供されており、現在も出店者は増え続けています。
ユーザーの期待に応えた今回の発表
この swifts という通貨は、正式な仮想通貨ではなかった事もあり、これまで価値はついていませんでした。しかし今回正式にブロックチェーンに基づいた仮想通貨を発行することが発表されたことで、これまで配布されていた swifts にも価値が生まれる事が予想されており、一部のユーザーの間で話題になっています。
ベーシックインカム(BI)とは
ベーシックインカムとは、数年前から世界的に話題になっている政府が全ての国民に必要最低限の生活を送れる現金を支給する制度のことです。一部の国では試験的に導入されている国もあり、貧困の格差を軽減できることが期待されています。
中央集権から非中央集権へ
今までのSwiftDemandは試験的な試みであったこともあり、中央集権型の仮想通貨でした。しかし今回発表したホワイトペーパーではブロックチェーンに基づいた非中央集権型の仮想通貨を目指していることが書かれています。
Swiftプロトコルは国際的なベーシックインカムを配布する目的でDAOの枠組みを提示する提案です。
DAOとは「Decentralized Autonomous Organizarion」の略であり、
『非中央集権の自立型分散組織』という意味です。
DAOの特徴としては、
- 分散的に組織が自律的に運営される
- 特定の主体(代表者)がいない
- 契約はブロックチェーン上で機械的に行われる
近い将来 SwiftDemandはDAOベースの自立分散型の仮想通貨を発行する事になります。
これまでのSwiftsはどうなるか
現在のSwiftsから新しいSwiftsへの移行については以下のように書かれています。
SwiftDemandはSwift Protocol上の本人確認プロバイダーになり、Swiftのメインネットが開始されたときにSwiftDemandにあるSwiftsは1対1の比率で移行されます。Swift市民はこの時にKYCとAMLに適合するために厳しい本人確認を受けるように要求されます。
『KYC』とは Know Your Customer の略で、顧客確認という意味であり「一連の書類手続き」の事を指します。
『AML』とは anti-money laundering の略で、マネーロンダリング対策という意味です。
つまり、現在配布されているswiftsは、不正行為などの防止のための厳しい本人確認を受けた後に、新しい通貨と同等の比率で移行されると説明されています。
本人確認の内容については詳しくわかっていませんが、これまでのswiftsは無駄にはならないようです。
登録方法
登録方法はとてもシンプルで、SwiftDemandの公式サイトに以下の情報を入力するだけとなっています。
- 「First Name」は名前
- 「Last Name」は名字
- 「Swift ID」には好きな英数字( swifts のアドレスになります)
- 「Email」に自分のメールアドレス
- 「Password」に6文字以上のパスワードを入力
- 「Confirm Password」にもう一度同じパスワードを入力
- 「私はロボットではありません」にチェック
- 「Sign Up」をクリック
登録が終わると、その日から毎日swiftsが配布されます。
登録数には上限があり、500万人までとされています。現在(2018年2月23日)は既に約15万人が登録しています。
管理ページは非常にシンプルで、全ての人が利用しやすい作りになっています。
なお配布されたSwiftsを受け取るためには「Claim」というボタンをクリックする必要があり、700swifts以上のストックはできないようになっているため注意が必要です。
現在はまだ価値がついていないため現金への交換はできませんが、サイト内のストアを使えば他ユーザーが提供している商品を購入する事は可能です。
仮想通貨に興味はあるけれどお金の不安があるという方などは、SwiftDemandから始めてみるのも1つの手段です。
数年前まではサイト内のストアすらもなく、価値のないおもちゃのような通貨でしたが、現在では本当に価値が付く可能性も高まってきています。毎日の100Swiftsを受け取りながら仮想通貨の世界を勉強してみるといいかもしれません。
SwiftDemandの登録はこちらからどうぞ
>>swiftdemand.com