リヒテンシュタインに拠点を置く家族銀行「Bank Frick」は、クライアントが仮想通貨に直接投資できる世界初の銀行の1つになっています。
Bank Frickの発表によると取引に利用可能な仮想通貨の種類は以下の通りです。
- ビットコイン(Bitcoin/BTC)
- ビットコインキャッシュ(Bitcoin cash/BCH/BCC)
- イーサリアム(Ethereum/ETH)
- ライトコイン(Litecoin/LTC)
- リップル(Ripple/XRP)
支払いは、ユーロ/米ドル/スイスフランで行う事が出来ます。
機関投資家や高価値プライベート・クライアントをターゲットにしていると述べています
銀行の保管下にある仮想通貨は、非公開鍵をオフラインで暗号化しコールドウォレットに格納されます。
銀行のプラットフォームを通じた取引は、リヒテンシュタイン法と欧州(EU/EEA)法の下で必要とされる顧客の知る手続きに沿って行われます。
クライアントは完全に識別され、検証されれば仮想通貨だけに投資することができます。検証と識別プロセスには投資に使用された資金の原点を確認することも含まれます。
同銀行の最高執行責任者であるヒューバート・ブッチェル(HubertBüchel)は以下のように述べています。
「当社のサービスは、欧州全域の企業からの要望に応えている。」
「私たちは、暗号バンクを伝統的な銀行と少なくとも同じ水準の品質に置くことを目指しています。」
この活動は、地域の金融機関間での最新の取り組みであり、仮想通貨とブロックチェーン開発の成長を支援するために動いています。
リヒテンシュタインについて
ヨーロッパに位置する人口約3万5千人の国で、正式名称は「リヒテンシュタイン公国」。
公用語はドイツ語を使用し、スイスとオーストリアに囲まれたのどかな国です。
国連加盟国の一つで、イギリスが中心となって設立した「欧州自由貿易連合(EFTA)」、「欧州経済領域(EEA)」の加盟国でもあり、通貨はスイスフランを使用している。
スイス同様永世中立国を宣言しており、主な産業は精密機械や牧畜、医療。国際金融と幅広く知られている。
「タックス・ヘイブン」としても有名で多くのペーパーカンパニーが集まり、法人企業の数は人口をも上回る。