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Operaブラウザ:Android版で「ブロックチェーンドメイン」をサポート


ブロックチェーンドメインを提供している「Unstoppable Domains(アンストッパブル・ドメインズ)」は、人気のWEBブラウザである「Opera(オペラ)」のAndroid版アプリで「.crypto」のドメインが表示できるようになったことを発表しました。主要なブラウザが従来のDNSの一部ではないドメインシステムをサポートしたのは今回が初であると伝えられています。

こちらから読む:Operaブラウザでサポートされた「Unstoppable Domains」とは?

Operaがサポートした「Unstoppable Domains」とは

「Unstoppable Domains(アンストッパブル・ドメインズ)」は、現在のインターネットの通信規格「http」の代替として期待されている「IPFS」を採用した”ブロックチェーン・ドメイン”の構築を手がけているソフトウェア会社であり、企業や政府が制御することができない検閲耐性のある”ブロックチェーン・ドメイン”を提供しています。

今回「OperaブラウザAndroid版」でサポートされた「.crypto」というドメインは、イーサリアムのブロックチェーン上に構築されたドメインであり、自分の名前などのドメイン名を取得することによって仮想通貨を簡単に受け取ることができることなどで注目を集めています。

「.crypto」のドメイン所有者は自分のウォレットアドレスをドメインに紐付けることができるため、仮想通貨を受け取りたい場合などには、ウォレットアドレスを紐付けた自分のドメイン名を相手に伝えるだけで、仮想通貨を受け取ることができます。従来の方法で仮想通貨を送金する場合には複雑な英数字のウォレットアドレスを入力する必要がありましたが、「.crypto」のドメインを使用することによってアドレス入力を簡素化することができます。

ブロックチェーン・ドメイン上に作成された分散型WEBサイトは、クラウドサービスではなくP2P(ピアツーピア)のネットワークで保管されるため、ユーザーは仲介者を介さずに取引を行うことができます。

ただし「Unstoppable Domains」は『分散型ドメインは公開側からの検閲を回避するのには役立つが、検閲・監視・匿名化の問題に直面している管轄区域の閲覧者を助けることはほとんどできない』と説明しています。

「8,000万人以上」のユーザーがアクセス可能に

「Unstoppable Domains(アンストッパブル・ドメインズ)」と「Opera(オペラ)」が契約を結んだことによって、Android版のOperaブラウザを利用しているユーザーはブラウザ上で「.crypto」のドメインにアクセスし、仮想通貨を送金したりすることができるようになります。

アンストッパブル・ドメインズによると、主要なブラウザが従来のDNS(*1)の一部ではないドメインシステムをサポートしたのは今回が初めてとのことで、Operaが「.crypto」ドメインを統合したことによって8,000万人以上のユーザーが分散型Webサイトに直接アクセスできるようになると説明されています。

(*1)DNS(Domain Name System):ドメインとIPアドレスを対応付けて管理するシステムのこと

Operaブラウザは早い段階から仮想通貨決済などの機能をサポートしていることで知られていますが、今回の「.crypto」ドメインサポートは「ブロックチェーンドメイン」や「仮想通貨決済」の普及促進にもつながると期待されます。

>>「Unstoppable Domains」の公式発表はこちら

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