Ethereum上のブロックチェーンドメイン「.crypto」登録受付開始:Unstoppable Domains

by BITTIMES   

ブロックチェーン上にドメインを構築するソフトウェア会社である「Unstoppable Domains(アンストッパブル・ドメインズ)」は、2019年10月11日にイーサリアム(Ethereum/ETH)上のドメインである「.crypto」の登録受付を開始しました。

こちらから読む:Libra協会から新たに"5社"が脱退「ブロックチェーン」関連ニュース

Unstoppable Domainsとは?

Unstoppable Domains(アンストッパブル・ドメインズ)は、現在のインターネットの通信規格「http」の代替として期待されている「IPFS」を採用した"ブロックチェーン・ドメイン"の構築を手がけているソフトウェア会社です。ビットコイン強気派としても知られる著名投資家Tim Draper(ティム・ドレイパー)氏からも支援を受けている同社は、ネット検閲への耐性を強化したドメインの構築を目指しています。

同社が採用している「IPFS」は、"中央集権型"のデータ管理方法を採用している「http」とは違い、データを複数の端末に分散して保存する"分散型"の仕組みを採用しているため、企業や政府がウェブサイトの表示内容を制御することができないようになっています。

一般的なウェブサイトは、インターネット上のドメイン名やIPアドレスなどを管理している非営利団体「ICANN(アイキャン)」の管理下に置かれていますが、ブロックチェーン・ドメインは「ICANN」の管理下に置かれていないというのも大きな特徴の一つです。

また、同社のドメインは一度購入すれば更新料を支払う必要がなく、第三者へドメインを移管することもできるようになっているため、ドメインの管理・登録事業者が必要なく、シンプルに自分のドメインを管理することができるようになっています。

さらにブロックチェーン・ドメインは「仮想通貨の受け取り」に使用することもできるようになっています。現在主流のウォレットアドレスは"複雑な英数字の文字列"となっているため自分のアドレスを記憶することは非常に困難ですが、ブロックチェーン・ドメインを使用すれば「myname.crypto」と入力するだけで仮想通貨を送金することができるため、仮想通貨のやり取りを簡略化することができるとも期待されています。

ブロックチェーン・ドメイン「.crypto」登場

Unstoppable Domainsは元々ジリカ(Zilliqa/ZIL)のブロックチェーンを用いた「.zil」というドメインを販売していましたが、今回の発表では新たにイーサリアム(ETH)のブロックチェーンを用いた「.crypto」というドメインの登録受付を開始したことが発表されています。

「.crypto」のドメインは、仮想通貨決済ウォレットとして使用されることを意図したドメインとなっており、ドメイン購入者は任意のウォレットアドレスを自分のドメインに接続することができるとされています。なお仮想通貨は20種類以上に対応しているとのことです。

「.zil」のドメインを販売した時には、10万件以上の購入があったため、今回の「.crypto」ドメインにも多くの注文が寄せられると期待されています。

なお、2019年10月21日までは期間限定で8文字以上の「.zil」ドメインを購入したユーザーに対して、同じ「.crypto」ドメインを無料で提供し、ドメインで1ドルを使用するごとに1ドルのストアクレジットを受け取ることができるキャンペーンも開催されています。
興味のある方は以下の公式サイトをご覧ください。
>>「Unstoppable Domains」の公式サイトはこちら

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