イラン最大級の「ビットコインマイニング施設」建設へ|iMinerがライセンス取得
トルコに本社を構える仮想通貨(暗号資産)のマイニング企業「iMiner」は2020年5月5日に、同社がイラン政府からイラン国内でマイニング事業を行うためのライセンスを取得したことを明らかにしました。「iMiner」は同国のセムナーン州に約6,000台のマイニングマシンを備えたマイニング施設を建設していると伝えられています。
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96,000TH/sの「BTCマイニング施設」を建設
「iMiner」はビットコインマイニングで7年以上の経験を有するトルコのマイニング企業であり、トルコ・ロシア・カナダ・アメリカなどの地域でマイニング機器のレンタルサービスを展開していましたが、今回の発表では同社が新たに「イラン産業鉱山貿易省」からイラン国内でマイニング事業を行うライセンスを取得したことが報告されています。
同社はイランのセムナーン州で約730万ドル(約7.8億円)の費用をかけたマイニングファームを建設しているとのことで、このマイニング施設には約6,000台のマイニングマシンが設置されると報告されています。
このマイニングファームは1秒あたり96,000テラハッシュ(TH/s)のハッシュレートでビットコインをマイニングできるように設計されており、イラン国内では最大規模のマイニングファームになると伝えられています。
イラン政府は2019年7月に仮想通貨マイニングを"正式な産業"として承認しており、それ以来は仮想通貨マイニング企業に1,000を超えるライセンスを発行しています。イランはその他の国と比べると電気代が安い(1kWhあたり約11〜49円)ため、仮想通貨マイナーからも注目を集めています。
イランでは仮想通貨取引が全面的に禁止されているものの、同国は米国からの経済制裁を受けているため、イラン政府の一部からは制裁を回避するための手段として仮想通貨を活用する考えも提案されています。
(参照:iMiner)