カルダノ(Cardano/ADA)は日本時間2020年7月30日に大型アップグレードとなる「Shelley(シェリー)」への移行を無事完了しました。これに伴い現在は、新機能を搭載した新しいウォレットである「Daedalus 2.0.0(ダイダロス 2.0.0)」がリリースされている他、このウォレットを通じてステーキングに参加することもできるようになっています。
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Cardano「Shelleyの時代」へ突入
カルダノ(Cardano/ADA)は予告されていた通り2020年7月30日に、カルダノネットワークの分散化に向けた重要なアップグレードとなる「Shelley(シェリー)」への移行を無事完了しました。
カルダノの開発段階は「Byron(バイロン)、Shelley(シェリー)、Goguen(ゴーグエン)、Basho(バショウ)、Voltaire(ヴォルテール)」という5段階に分かれており、これまでは「Byronの時代」とされていましたが、今回のアップグレードによってカルダノは「Shelleyの時代」へと突入することになります。
Shelley(シェリー)への移行で最も注目される点としては『ステーキングが可能になる』ということが挙げられます。これにより仮想通貨ADAを保有している人々は、ステークプールに委任して報酬を稼ぐことができるようになります。
ステーキングも可能な「Daedalus 2.0.0」公開
Shelleyへの移行が完了したことに伴い、現在はADAを安全に保管することができる公式デスクトップウォレットである「Daedalus Wallet(ダイダロス・ウォレット)」の最新バージョン「Daedalus 2.0.0」がリリースされています。
「Daedalus 2.0.0」はステークプールランキングや委任関連機能をはじめとするShelley関連の新機能をサポートした”史上初のShelleyメインネットウォレット”であり、このウォレットを使用することによってステーキングに参加することが可能です。
以前までのダイダロスウォレットは今回のアップグレードによって使用できなくなっているため、すでに以前のダイダロスウォレットを利用している場合は、ウォレットを起動すると自動的に「Daedalus 2.0.0」のダウンロードを求められることになります。初めてダイダロスを利用する方も、すでに利用していた方も「Daedalusのダウンロードページ」で最新版をダウンロードすることが可能です。
すでにダイダロスを利用していた方は、新しいウォレットを起動した後に「復元」のボタンを選択して「復元フレーズ」を入力することによって、以前までダイダロスで保管していたADAにアクセスすることができるようになります。
なお、ウォレットを復元した場合には「ウォレット残高とトランザクション履歴の同期」に多少時間がかかるため、同期が完了するまでは”正確なウォレット残高”が表示されず、最初は『残高 0ADA』となっていますが、このウォレット残高は同期が進むに連れて適切に表示されるようになっているため焦らずに待機してみてください。
「ダイダロスウォレットに追加された新機能」や「ステーキングの参加方法」などは、IOHKが公開している「Daedalus 2.0.0 リリースノート」のページに日本語で詳しく説明されているため、そちらをご確認ください。
>>「Daedalus 2.0.0 リリースノート」はこちら
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2020年7月30日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今年5月頃までは5円前後で推移していたものの、今月26日にはその3倍以上となる16.11円まで回復しており、2020年7月30日時点では「1ADA=14.78円」で取引されています。