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ナショナルラグビーリーグ:ブロックチェーンで「偽造品」に対処|IPオーストラリアと協力


オーストラリアで特許・商標・意匠・育成者権を所管する行政機関である「IPオーストラリア」と、同国のプロ男子ラグビーリーグチームのリーグである「ナショナルラグビーリーグ(NRL)」が協力して、偽造品をなくすためのブロックチェーンアプリをテストしていることが「ZDNet」の報道で明らかになりました。

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ブロックチェーンで「製品の信頼性」を保証

「IPオーストラリア」と「ナショナルラグビーリーグ(NRL)」が協力してテストしているブロックチェーン基盤のアプリケーションは世界中で問題となっている”偽造品”をなくすことを目的として開発されており、商標権所有者が製品を政府の登録簿にリンクできるように設計されているため、製品の起源を証明して信頼性を保ち、商標の使用を管理するのに役立つと説明されています。

このアプリケーションはテストの一環として、NRLの公式オンライングッズストアである「NRL Shop」と「Savvy Supporter」で使用されているとのことです。

これら2つのウェブサイトには、信頼できる本物の商品であることを証明する「trust badge(信頼バッジ)」のマークが表示されているため、サイト利用者はWEBサイトが「IPオーストラリア」によって検証されていることを視覚的に確認することができるようになっています。また、このバッジをクリックすると登録商標に関する情報を表示させることもできるとされています。

「IPオーストラリア」の産業科学技術大臣であるKaren Andrews(カレン・アンドリュース)氏は『このアプリケーションはオーストラリアの様々な製品で活用することができるため、これらの技術は偽造品や海賊版製品と戦うためのツールになる可能性がある』と述べており、『これは新しいテクノロジーを実用的な方法で適用して経済を成長させ、地域の雇用を創出する方法の良い例だ』と語っています。

ブロックチェーン技術を用いて偽造品を排除しようとする取り組みはスポーツ業界でも広く進められており、昨年2月にはアメリカのナショナルホッケーリーグ(National Hockey League/NHL)に所属しているプロアイスホッケーチーム「LA Kings(ロサンゼルス・キングス)」が、スポーツ商品や記念品が本物であることを保証する「拡張現実(AR)ブロックチェーン認証プラットフォーム」の提供を開始することを発表しています。

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