米国の大手暗号資産取引所「Kraken(クラーケン)」は2020年8月10日に投資家向けのレポートを公開し、『ビットコイン市場では今後数ヶ月間でボラティリティ(価格変動率)が高まり、価格が大幅に上昇する可能性がある』との予想を語りました。
BTC「重要なレジスタンスライン」を突破
Kraken(クラーケン)の研究専門家チームである「Kraken Intelligence」は、2020年8月10日にビットコインのボラティリティ(価格変動率)に関する最新版のレポートを公開し、『多くのシグナルは今後数ヶ月でボラティリティが高くなり、価格が上がる可能性があることを示している』との見解を語りました。
ビットコイン価格は先月末頃から大幅な回復を見せており、記事執筆時点では「1BTC=120万円台」で推移していますが、Krakenが公開したレポートでは、ビットコインが2017年後半から続いているレジスタンスライン(抵抗線)を突破したことが報告されています。
今後数ヶ月で「大幅に価格上昇」か
Krakenはレポートの中でビットコインの年率ボラティリティが2020年7月24日時点で23%にまで低下したことを指摘しており、過去にこのボラティリティが15%〜30%まで低下した際にはその後平均で140%の上昇が見られたことを考慮して、ビットコインのボラティリティは今後数ヶ月で100%を超える可能性があると語っています。
「ビットコインの本格的な強気相場突入」を予想する意見は著名なトレーダーや経済ジャーナリストからも多数出ており、ビットコイン強気派として知られるMax Keiser(マックス・カイザー)氏が「28,000ドル(約296万円)への価格高騰」を予想している他、著名トレーダーのNebraskanGooner氏は『BTC価格は2021年に2,000万円を超える』と語っています。
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2020年8月13日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(BTC)の価格は今月2日に128万円付近まで回復したものの、その後は横ばいの状態が続いており、2020年8月13日時点では「1BTC=1,235,607円」で取引されています。