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最終的には「主要銀行などもビットコインに投資する」と予想:伝説の投資家Bill Miller

ビットコイン(BTC)に早い時期から投資していたことでも知られる世界的に有名なアメリカの投資家Bill Miller(ビル・ミラー)氏はCNBCの投資番組に出演した際に、自身が「ビットコイン市場では今も強気相場が続いている」と考えていることを明かし、『将来的には全ての主要な大手銀行・投資銀行・富裕層がBTCなどの資産に投資することになるだろう』との考えを語りました。

『BTC価格ゼロのリスクは遥かに下がっている』

Bill Miller(ビル・ミラー)氏は「伝説の投資家」とも呼ばれる米国出身の有名な投資家であり、運用資産7,000億ドル(約72.6兆円)を超える米国の資産運用会社「Legg Mason Capital Management」で会長兼最高投資責任者を務めたことなどでも知られています。

ビットコイン(BTC)が2万円台で推移していた頃にBTCに投資したビットコイン初期投資家の1人でもビル・ミラー氏は先日CNBCの投資番組に出演した際に、自身が「ビットコイン市場では今でも強気相場が続いている」と考えていることを明かしました。

同氏は『ビットコインは需要と供給の面で優れている』と語っており、供給面が年率2.5%程度で成長しているのに対して、需要はそれよりも早く成長しているため、長期的な価格上昇が支えられていると説明しています。

ビル・ミラー氏は”ビットコイン価格が非常に不安定であること”は認めているものの、それと同時に『その持続力は日々良くなってきている。ビットコイン価格がゼロになるリスクはこれまでよりも遥かに低くなってきている』とコメントしています。

主要銀行などがビットコインに投資する未来

ここ最近では「MicroStrategy、Square、Mode」などといった複数の大手企業が大量のビットコインを購入していることが報告されていましたが、Bill Miller(ビル・ミラー)氏は”今後もこのような流れが続くことになる”と予想しています。

同氏は大手企業だけでなく大手銀行などの間でもビットコインのような資産への投資が進むと予想しており『全ての大手銀行、全ての主要な投資銀行、全ての主要な富裕層は、最終的にビットコインやそれに類似する金などの資産に投資することになるだろう』と語っています。

ビットコインは価格変動幅(ボラティリティ)が大きい資産であるものの、長期的にみると価格上昇が続いているため、金(ゴールド/Gold)のような価値の保存手段になると期待されており、今年9月には有名な金融本「The Price of Tomorrow」の著者としても知られるJeff Booth(ジェフ・ブース)氏も『ビットコインは世界の準備通貨になる可能性が高い』との考えを語っています。

大手企業がビットコイン市場に参入してきたことによってビットコインに対する信頼や期待感は高まってきていますが、ビル・ミラー氏が予想するように大手銀行などがBTCに投資し始めた場合には、ビットコインが新たな資産として大きな役割を担っていくことになると予想されます。

>>「CNBC」の報道はこちら

2020年11月9日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今年9月に100万円付近まで下落したものの、その後は順調に回復してきており、2020年11月9日時点では「1BTC=1,604,514円」で取引されています。

2020年8月11日〜2020年11月9日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)