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複数の暗号資産送金を迅速かつ低コストに「BitPay Send」提供開始:決済大手BitPay

暗号資産決済プロバイダーである「BitPay(ビットペイ)」は2020年11月12日に、複数の送金先に自動で同時決済することができる企業向けの一括支払いサービス「BitPay Send(ビットペイ・センド)」の提供を開始したことを発表しました。これによって企業は暗号通貨を購入・所有・管理することなく大量の支払いを行うことができるようになり、受信者はより迅速かつ低コストで支払いを受け取ることができるようになると説明されています。

暗号資産の支払いをより簡単かつ短時間で

BitPay(ビットペイ)が新たに提供を開始した「BitPay Send(ビットペイ・センド)」は、暗号資産を自社で保有したり処理したくない組織が複数の送金先に自動で同時決済することができる企業向けの一括支払いサービスとなっています。

このサービスを利用することによって、企業は「社員への仮想通貨を用いた給与支払い」や「取引先や関連会社への支払い」「顧客へのキャッシュバック・リワードプログラム」などをより簡単に行うことができるようになり、処理時間を数日から数分に短縮することができると伝えられています。

BitPay Send(ビットペイ・センド)は現在、225ヵ国で利用可能となっているものの、暗号資産を受け取る全ての受信者は「KYC(顧客確認)の手続きを完了したBitPay ID」と「暗号資産ウォレット」を所有している必要があるとのことです。

このサービスを既に採用しているアフィリエイト関連の広告プラットフォーム「AdGateMedia」のDan Sapozhnikov社長は「BitPay Send」の利点について次のように説明しています。

ビットコインによる支払いを希望するアフィリエイトは多く、銀行口座を保有することが困難な北米・ヨーロッパ以外を拠点する人々の間で特に多く求められています。私たちにとっての最大の課題の1つは『暗号資産を購入・保有したくない』ということでしたが『BitPayにそのリスクを管理してもらうことができる』という点は「BitPay Send」を選ぶ際の重要な要素となりました。

このサービスを統合するためにBitPayチームと協力しましたが、支払いの準備が出来たらボタンを押すだけでよかったので、導入するためのトレーニングは最小限で済みました。「BitPay Send」を使用すると、数日ではなく”数分”でアフィリエイトの支払いを受け取ることができます。

また「BitPay」のCEOであるStephen Pair氏は「BitPay Send」の利点について『企業は暗号通貨を購入・所有・管理することなく大量の支払いを行うことができるようになり、受信者はより迅速かつ低コストで支払いを受け取ることができるようになる』と説明しています。

ブロックチェーン決済を導入すると、世界規模で簡単に送受金を処理することができるようになるため、ブロックチェーン決済の採用は拡大しています。

従来の国際的な支払いは、面倒で、費用がかかり、時間もかかります。「BitPay Send」を使用すると、企業は暗号通貨を購入・所有・管理することなく大量の支払いを行うことができるようになり、受信者はより迅速かつ低コストで支払いを受け取ることができるようになります。

2011年に設立された米国企業である「BitPay(ビットペイ)」は、仮想通貨決済プロバイダー大手としての地位を築いており、今年8月には米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」との連携を強化して、CoinbaseユーザーがBitPay対応の加盟店で暗号資産を直接利用できるようにしたことなども発表しています。

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