2020年9月に発生したハッキング事件で約300億円相当の暗号資産(仮想通貨)が盗難される被害を受けていた大手暗号資産取引所「KuCoin(クーコイン)」は、2020年11月22日にすべてのトークンの入出金サービスを再開したことを発表しました。
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一部トークンは「1日の出金額」に上限設定
KuCoin(クーコイン)は2020年9月26日に発生したハッキングで約2億7,900万ドル(約300億円)相当の暗号資産が盗難されたことを受けて、同社が提供している各種サービスを一時的に停止していましたが、先日2020年11月22日には”すべてのトークンの入出金サービス”が再開されたことが発表されました。
同社は今月11日時点でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などといった合計176種類のトークンのサービスを再開したことを発表していましたが、現在はその他すべての暗号資産の入出金サービスが再開されているとのことです。
ただし、一部のトークンに関しては『司法手続きが進行中であるため、1日あたりの出金額に制限が設けられている』と説明されています。司法手続きが完了すると出金上限設定は解除されるとのことで、関連するトークンでは”取引手数料ゼロ”の対応がとられているとのことです。
世界中で非常に多くのユーザーに利用されている大手暗号資産取引所「KuCoin」で全てのトークンのサービスが再開されることによって、今後は各種トークンの取引などが活発化していくことになると予想されます。
KuCoinで発生したハッキング事件では、複数の種類の暗号資産で合計2億7,900万ドル(約300億円)相当が盗まれたと報告されていましたが、同社の共同設立者兼CEOであるJohnny Lyu(ジョニー・リュー)氏は2020年11月11日のツイートで『ハッキングで影響を受けた資産の84%を回収した』ということも報告しています。