ブロックチェーン技術を活用したファンタジーフットボールゲーム「Sorare(ソラーレ)」で発行されているKylian Mbappé(キリアン・ムバッペ)選手のNFTトレーディングカードがオークション価格64,744ドル(約674万円)で落札されたことが明らかになりました。
ムバッペ選手のNFTカード「約674万円」で落札
Sorare(ソラーレ)はブロックチェーン技術を活用したファンタジーフットボールゲームであり、世界中のサッカークラブとのライセンス契約を通じて各チームに所属する選手のトレーディングカードを「Non Fungible Token(NFT)」の形式で発行しています。
同社のサービスではこれらのNFTカードで自分だけのオリジナルチームを編成して他のプレイヤーとスコアを競い合うことができるようになっており、カードのスコアは現実世界の選手のパフォーマンスに基づいて変化するように設計されているため、一部のレアカードは高値で取引されています。
Sorareは、フランス・パリを本拠地とする有名なサッカークラブ「パリ・サンジェルマンFC(PSG)」と提携して以前からNFTカードを発行していましたが、今回はパリ・サンジェルマンFCに所属しているフランス代表のサッカー選手Kylian Mbappé(キリアン・ムバッペ)選手のNFTトレーディングカードが64,744ドル(約674万円)で落札されたことが明らかになりました。
キリアン・ムバッペ(@KMbappe)選手のNFTカードは、プライマリーマーケットで「maxmersch」によって116.150ETH(64,744.33ドル)で購入されました。
シーズン:2020-2021
レベル:0
シリアル:1/1
価格:64,744.33 $
販売価格は数日で「1ETH→116ETH」に高騰
今回オークションで「maxmersch」というユーザーによって落札されたムバッペ選手のNFTカードは、最も希少性の高い「Unique(ユニーク)」に位置付けられるカードとなっているため、今シーズンで最もレアなNFTカードとなっています。
Sorare関連のデータを公開している「SorareData」の情報によると、今回落札されたムバッペ選手のNFTカードは2020年11月26日に1ETH(約61,000円)で入札された後に、複数回の入札で徐々に価格を高めており、今回の入札で落札価格が116.150ETH(約674万円)に達したと報告されています。
今回カードを落札したmaxmersch氏は、ムバッペ選手のNFTカードの最低入札額を「250ETH(約1,530万円)」に設定しているため、今後もこのカードの価格はさらに高まっていくことになると予想されます。
Non Fungible Token(NFT)は「ゲーム」や「アート」などといった様々な業界で高額入札されており、日本でも大手暗号資産取引所「Coincheck(コインチェック)」が”NFTマーケットプレイス”の立ち上げに向けた準備を進めているため、今後もNFT市場はさらに活発化していくことになると予想されます。