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ビットコイン価格:2021年1月「420万円超え」の可能性も?Peter Brandt氏予想

2018年のビットコイン価格暴落を予想したことなどで知られる著名投資家Peter Brandt(ピーター・ブラント)氏は、2020年12月27日にツイートで最新のビットコイン価格予想を公開し、BTCが放物線状の強気相場に突入していることを示しました。同氏は一定のタイミングで下落する可能性があると予想しているものの、80%以上下落することはないとも語っています。

BTC強気相場を支える「2つの上昇曲線」

Twitterで39万人以上のフォロワーを持つ著名投資家のPeter Brandt(ピーター・ブラント)氏は、2020年12月27日のツイートで最新のビットコイン価格予想を投稿し、『ビットコインは2020年9月の安値から放物線状の上昇を続けている』と報告しました。

同氏が投稿したビットコインチャート画像には「2020年9月から続く上昇曲線(赤)」と「2018年から続く上昇曲線(緑)」が記されており、2021年1月のBTC価格が42,000ドル(約420万円)を突破する可能性があることが示されています。

ブラント氏は「ビットコインは一定のラインで赤色の上昇曲線を下回る可能性がある」と予想していますが、それと同時に「2018年から長期的に続いている緑の上昇曲線を下回ることはない」とも予想しており、2018年12月と2020年3月の安値に基づいて作成された緑色の放物線が強気相場の原動力であると語っています。


ビットコインは2020年9月の安値から放物線状の動きで上昇しています。私は特定のポイントでこの曲線を下回ることになると予想していますが、80%下落することはないと思います。緑の曲線は2018年12月と2020年3月の安値に基づいたより大きな放物線です。これが強気相場の原動力です。

2021年1月1日以降に一度下落する可能性も?

Peter Brandt(ピーター・ブラント)氏は現在のビットコインが放物線状の上昇トレンドに突入していることを指摘していますが、『税金の関係で2021年1月1日以降に売りが増加する可能性もある』とも予想しています。

2020年内にビットコインを売却した場合には「2020年の利益」として税金がかかってくることになりますが、2021年1月1日以降に売却した場合には「2021年の利益」ということになり、再来年の確定申告で税金の計算をすることになるため、2021年に入った後にビットコインが一度売却される可能性はあると予想されます。

ビットコイン価格は今月20日〜25日頃に過去最高値ラインを突破しましたが、2017年1月3日に当時の過去最高値を更新して14万円付近まで高騰したBTCはその1週間後2017年1月10日に9万円まで急落していたため、今回の強気相場でも同様の動きが見られる可能性もあると考えられます。

「アルトコインシーズン到来」の可能性は?

ビットコインの上昇が止まって修正段階に入ったタイミングでは、その他のアルトコイン価格が上昇する「アルトコインシーズン」が到来する傾向がありますが、ブラント氏は『BTC修正時にアルトコインシーズンが始まると思うか?』という質問に対して『ジャンクコインのことは忘れて、本物に集中すべきだ』とコメントしています。

仮想通貨市場ではビットコインの価格上昇に伴い他のアルトコイン価格も上昇していますが、米国証券取引委員会(SEC)Ripple(リップル)社を提訴したことによってXRPなどの価格は急落しているため、今後もアルトコインの下落・低迷が続いた場合にはアルトコインに投資されていた資産がビットコインに流れる可能性もあると予想されます。

暗号資産業界の著名な投資家やアナリストたちの多くは『ビットコイン価格は今回の強気相場で1,000万円を超える』と予想しているため今後の動きにも注目です。

2020年12月29日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月27日に290万円付近まで上昇したものの、その後は横ばいの状態が続いており、2020年12月29日時点では「1BTC=2,750,690円」で取引されています。

2020年9月30日〜2020年12月29日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)