ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親企業であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が設立した仮想通貨関連子会社「Bakkt(バックト)」が、特別買収目的会社(SPAC)である「VPC Impact Acquisition Holdings」との合併を通じて新規株式公開(IPO)を計画していることが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。
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BakktのIPO「来週にも公式発表の可能性」
Bakkt(バックト)は「ニューヨーク証券取引所(NYSE)」の親企業である「インターコンチネンタル取引所(ICE)」が2018年に設立した仮想通貨関連子会社であり、現在は仮想通貨業界でも特に注目される企業の1つとなっています。
同社はすでにビットコイン先物取引サービスを提供していましたが、今回の報道では”関係者の匿名情報”として『Bakktは”VPC Impact Acquisition Holdings”との合併を通じて新規株式公開(IPO)を計画している』ということが報じられています。
VPC Impact Acquisition Holdings(VPCインパクト・アクイジション・ホールディングス)は、投資会社「Victory Park Capital(ヴィクトリー・パーク・キャピタル)」と提携している特別買収目的会社(SPAC)であり、『フィンテック分野でのビジネスに焦点を当てて連携し、成長を支援することを目指している』と説明されています。
現時点ではBakktなどからの公式発表は行われていないものの、合併が完了した場合の事業体の価値は20億ドル(約2,000億円)以上になると推定されており、Bloombergの報道では『来週にも公式発表が行われる可能性がある』と伝えられているため、今後の発表には注目が集まっています。