「ビットコイン売却=強気ではない」ということではない:Cypherpunk CEO
カナダの投資会社「Cypherpunk Holdings」は、2022年6月に同社が保有していたBTCとETHの100%を売却したことを発表していましたが、同社のCEOであるJeffrey Gao氏は『ビットコイン売却は"BTCに強気ではない"ということではない』と語っていると報じられています。
強気姿勢でも「リスク管理」は非常に重要と説明
カナダの投資会社「Cypherpunk Holdings」は2022年6月に同社が保有していたBTCとETHの100%を売却したことを発表していましたが、同社のCEOであるJeffrey Gao氏は『ビットコイン売却は"BTCに強気ではない"ということではない』と語っていると報じられています。
Cypherpunk Holdings(サイファーパンク・ホールディングス)はプライバシーを強化・保護する通貨・技術・企業・プロトコルに投資することを目的として設立されたカナダの上場企業であり、BTC・ETH・XMRなどの暗号資産にも投資していましたが、2022年6月28日には同社が保有していた「214.7203 BTC」と「205.8209 ETH」をすべて売却したことが発表されていました。
この売却によってに同社が保有するBTC・ETHは"ゼロ"になったと報告されていましたが、「Cointelegraph」の報道によるとJeffrey Gao氏は『私たちは長期的に仮想通貨に強気だからこそ、このビジネスに参入している』と語ったと報じられています。
Jeffrey Gao氏は『Cypherpunkは明日にでも任意の仮想通貨や仮想通貨バスケットに再投資することができる』と説明しており、同社がそのような再投資の機会を積極的に探っていることも語っています。
また同氏は「Voyager」「Three Arrows Capital」「Celsius」などといった"最も洗練されていると思われる機関"でさえも、リスク管理が不十分な運用を行なったことによって強制精算される結果になったと指摘しており、『"長期的に強気でありながらリスク管理も行う"という考えからは非常に重要だ。あなたは仮想通貨に強気になることができるが、市場から売り抜けることもできる』と語っています。
さらに同氏は8月上旬にソラナ(Solana/SOL)関連のウォレットから暗号資産が大量に盗まれたことについてもコメントしており、『EthereumやSolanaなどのアルトコインについても非常に楽観的である』と述べたと報じられています。
最近では「ビットコインなどの仮想通貨に投資していた企業が保有する仮想通貨を売却した」とのニュースも増えてきていますが、そのような企業の売却もリスク管理の一環である可能性があるため、仮想通貨市場で続く下落相場が落ち着き、回復傾向が見られ始めれば、再び暗号資産に投資する企業も増えてくる可能性があると期待されています。
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