ナスダック暗号資産指数に「ADA・SOL・XLM・XRP」追加|Hashdex ETFの保有銘柄拡大も視野に

ナスダック暗号資産指数に「ADA・SOL・XLM・XRP」追加|Hashdex ETFの保有銘柄拡大も視野に(ADA, SOL, XLM, and XRP Added to Nasdaq Crypto Index|Hashdex ETF Eyes Expansion of Holdings)
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ナスダック指数「NCIUS」に4銘柄追加

NASDAQ(ナスダック)に上場している暗号資産ETF「Hashdex Nasdaq Crypto Index US ETF(ティッカー:NCIQ)」の参考指標である「Nasdaq Crypto US Settlement Price Index(NCIUS)」が2025年6月2日付で再構成され、新たに4銘柄がインデックスに追加されたことが明らかになりました。

これは同ETFの発行体でもある米大手資産運用会社「Hashdex」が米証券取引委員会(SEC)へ提出した公式文書「Form 8-K」で明らかにされたもので、以下の4銘柄がインデックスに追加されたと報告されています。

インデックス構成は合計6銘柄に

NCIUSは米国向けに最適化された暗号資産の指数であり、NCIQはこの指数に連動する金融商品(NCIUS連動ETF)となっています。

NCIUSは元々、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)に焦点を当てていましたが、今回は新たに4銘柄が追加されたため、これによってインデックス構成は以下の6銘柄となりました。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • カルダノ(ADA)
  • ソラナ(SOL)
  • ステラルーメン(XLM)
  • エックスアールピー(XRP)

ただし、現行の上場規則では同ETFの保有銘柄がBTC・ETHのみに制限されているため、追加された4銘柄は指数構成銘柄として参照しつつも引き続きBTCとETHのみを保有し、サンプリング方式(BTC・ETHの比率を調整することで、指数全体の動きを模倣する手法)によって実際には保有できない銘柄の値動きも間接的に反映されるよう設計するとも説明されています。

また、今回の提出資料ではこのような制約による「トラッキングエラーの懸念」も示されており、現行の上場ルールでは追加された4銘柄に投資できないため、インデックスのパフォーマンスを正確に追跡できない可能性があり、ETFと指数が大きく乖離する可能性があると説明されています。

保有対象を拡大するためのルール変更案も提出済み

Hashdexは2025年3月に米SECに対してETFの保有対象を拡大するための「ルール変更案」も提出しているため、この提案が承認されれば以下の9銘柄がETFの直接保有対象となる予定です。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • カルダノ(ADA)
  • エックスアールピー(XRP)
  • ソラナ(SOL)
  • ステラルーメン(XLM)
  • チェーンリンク(LINK)
  • ライトコイン(LTC)
  • ユニスワップ(UNI)

なお、この申請に対する米SECの最終判断は2025年11月2日までに下される予定です。

今回の4銘柄追加の影響は現時点では間接的なものにとどまるものの、これはADA・SOL・XLM・XRPへの信頼性や関心が高まっていることを示すものでもあり、将来的に保有銘柄の拡大が実現すれば各銘柄への資金流入も加速する可能性があると期待する声も出ています。

米SECに提出済みのルール変更案が承認されれば、これらの仮想通貨を含むETFが実現して、アルトコイン市場が新たなフェーズに突入する可能性もあるため、今後の動向には注目が集まっています。

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source:Hashdex提出資料
サムネイル:AIによる生成画像

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