15年ぶりのビットコイン無料配布か、ドーシー氏「フォーセット復活」を予告

15年ぶりのビットコイン無料配布か、ドーシー氏「フォーセット復活」を予告

この記事の要点

  • Block CEO ドーシー氏が4月3日、無料BTC配布の復活を予告
  • 4月6日に15年ぶりのフォーセット再始動の可能性
  • 配布条件・対象者は未公表、詳細は当日に持ち越し
  • BTC価格は半年で約50%下落中、普及促進の狙いも

まずはビットコイン(BTC)を詳しく

目次

無料BTC配布が15年ぶりに復活か

米決済サービス企業Block(ブロック)CEOのジャック・ドーシー氏は2026年4月3日、無料BTCを配布する「ビットコイン・フォーセット(Bitcoin Faucet)」の復活をXで予告しました。

この投稿を受け、4月6日に無料BTC配布プログラムが再始動する可能性が浮上しています。

投稿が示すリンク先「btc.day」には「4月6日、ビットコイン・デーに無料BTCを獲得せよ」というカウントダウンタイマーのみが表示されており、配布条件や受け取り方法の詳細は発表が今後に持ち越されています。

フォーセットは、2010年に開発者ガビン・アンドレセン氏が自費で立ち上げたBTC無料配布サイトで、CAPTCHAを解くだけで誰でも受け取れる仕組みとして初期の普及を支えました。

今回の動きはそのモデルへの回帰とみられており、15年ぶりにフォーセットが復活するのかどうかに注目が集まっています。

ドーシー氏とBlockが仕掛けるビットコイン普及の布石

19,700 BTCをばらまいた男が残したもの

2010年当時、ビットコインはほぼ無価値の新興デジタル通貨で、一般ユーザーへの普及はほぼ進んでいない状態でした。この課題に動いたのが開発者のガビン・アンドレセン氏で、認知拡大を目的にCAPTCHAを解くだけで1人あたり5 BTCを受け取れるフォーセットサイトを自費で立ち上げました。

サイトが稼働した数ヶ月で配布された総量は約19,700 BTCに上り、BTCをウォレット経験のない一般ユーザーへ直接届ける手段として初期コミュニティの形成に貢献したと伝えられています。

現在の価格水準(1BTC≒約67,000ドル/約1,070万円)に換算すると、当時の配布総額は約13億ドル(約2,100億円)規模に相当します。

103%の評価益 ドーシーのBTC戦略は本物か

ドーシー氏が創業するBlockは2020年10月6日からBTCの自社保有を続けており、現時点で8,883 BTCを保有しています。取得平均単価は1 BTC約32,939ドル(約525万円)で、現在価格ベースでの評価益は約103%に上ります。

同社はティッカー「XYZ」で上場しており、時価総額は約360〜370億ドル(約5.7〜5.9兆円)規模に達しています。

こうした財務基盤を背景に、Blockはビットコインマイニングハードウェアの開発やライトニングネットワーク向け決済機能の整備など、BTCエコシステムへの投資を続けてきました。

今回のフォーセット復活予告はBlockと直接関連づけられてはいないものの、こうした投資実績を背景に、BTC事業拡大のなかでの新たな普及施策ではないかとの臆測もみられています。

市場が冷えた今、無料配布が持つ意味

BTCは2025年10月に126,000ドル(約1,914万円)台の高値を記録した後、直近半年で約50%下落し、現在は67,000ドル前後で推移しています。この下落幅は2018年以来最大の6ヶ月間下落率とされており、投資家心理の冷え込みが続いています。

3月以降は60,000ドル台後半で価格がやや安定する局面が見られましたが、マクロ経済の逆風とリスク回避姿勢が根強く、市場参加者は次の方向感を探っている段階にあります。

ドーシー氏はかねてよりBTCをインターネットのネイティブ通貨と位置づけており、価格低迷期に無料配布を予告したことは、新規ユーザーの取り込みと関心再点火を狙ったタイミングとの見方も出ています。

ただし記事執筆時点で配布量・対象者・参加方法のいずれも公表されておらず、4月6日に何が開示されるかは不明です。

カウントダウンのみが表示される状態は、詳細発表への注目を意図的に集める手法でもあり、実際にどこまで普及施策として機能するのかが焦点となります。

フォーセット復活、単なる話題か本物の施策か

BTCの普及を目的とした無料配布やインセンティブ設計をめぐっては、各国のスタートアップや非営利組織が独自の取り組みを続けており、今回のフォーセット復活もその流れに位置づけられます。

フォーセットモデルは技術的にはシンプルですが、配布規模と持続可能な資金調達の枠組みが伴わなければ形骸化するリスクもあるとされています。

価格低迷期にアンドレセン時代のモデルへ回帰した今回の動きが、単なる話題喚起なのか実質的な普及施策なのかは、4月6日以降の詳細発表で明らかになります。

ドーシー氏が主導するBlockがBTCエコシステムへの投資をどこまで具体的な形にするか、今後の展開が注目されます。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.66 円)

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Source:ジャック・ドーシー氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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