Chainlink×Stake Technologie「プラズムネットワーク」上の分散オラクル構築へ
パブリックブロックチェーンの相互運用性とスケーラビリティ問題を解決するブロックチェーン「Plasm Network(プラズムネットワーク)」を開発している「ステイクテクノロジーズ株式会社(Stake Technologies)」は2020年8月12日に、分散オラクルを提供する「チェーンリンク(Chainlink/LINK)」と技術的連携を開始したことを発表しました。
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Plasm Network上で「外部データ」が利用可能に
ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)は、プロトコル開発・ブロックチェーンシステム開発・技術コンサルティングなどを手掛けている東京都の会社であり、パブリックブロックチェーンの相互運用性とスケーラビリティ問題を解決するブロックチェーン「Plasm Network(プラズムネットワーク)」を開発しています。
Plasm Network(プラズムネットワーク)は、異なるブロックチェーン同士を接続するブロックチェーンである「ポルカドット(Polkadot/DOT)」に接続予定のLayer2スケーラビリティソリューションを実装可能な日本発のパブリックブロックチェーンであり、これまで実現できなかった「トランザクションの高速処理」を実現するブロックチェーンとして決済・IoT・ゲームなどでの技術活用に期待が高まっています。
チェーンリンク(Chainlink/LINK)は「ブロックチェーン上のスマートコントラクト」と「ブロックチェーン外部の情報」をつなぐ役割を果たす分散型のオラクルネットワークであり、ブロックチェーン技術を実社会の様々なサービスに活用していく上で重要な役割を果たす技術として世界的に注目されています。
Chainlinkを活用すると外部データとブロックチェーンを接続することができるため、Plasm Network上にChainlinkの開発するミドルウェアを統合することによってアプリケーション開発者と参加者はブロックチェーン外部のデータをセキュアにPlasm Network上で利用できるようになります。
ステイクテクノロジーズは連携の初期ユースケース作成として『Chainlinkの分散オラクルを用いたETH/BTC価格の取得を実装し、将来的にはETH/BTCの価格にとどまらず分散金融・IoT・スマートシティ・ゲームなどのソリューションをChainlinkと連携して作成していく』と説明しています。
同社のCEOである渡辺 創太(わたなべ そうた)氏は「Chainlink」との連携について次のようにコメントしています。
世界的に実績の豊富なChainlinkと、弊社がコアコントリビューターとして開発するPlasm Network上で連携ができるのを非常に楽しみにしています。過去に我々はWeb3財団、Parity Technologies、UC Berkeley、LongHashなど世界的なチームと協力関係を強化してきましたが、これからも世界トップクラスのブロックチェーンスタートアップとの連携を通して世界で通用するパブリックブロックチェーンを作りにいきます。
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