Lumi Wallet:Apple Pay対応後、ビットコイン購入が「200%」増加
複数の暗号資産に対応している仮想通貨ウォレット「Lumi Wallet(ルミ・ウォレット)」は、同社のiOSアプリで「Apple Pay(アップルペイ)」による暗号資産の購入が可能になった後に、ビットコイン(BTC)購入が200%増加したことを明らかにしました。
Apple Pay対応で「BTC購入・新規利用者」が増加
Lumi Wallet(ルミ・ウォレット)は日本を含めた世界中のユーザー向けにサービスを提供している複数の暗号資産に対応した仮想通貨ウォレットであり、ビットコイン・イーサリアム・テザーなどといった主流の暗号資産に加えて、1,200種類以上のトークンやステーブルコインなどもサポートしています。
同社は今月11日にiOS版アプリで「Apple Pay(アップルペイ)」による仮想通貨の購入が可能になったことを発表していましたが、最新の報告では『Apple Pay対応後にビットコイン購入が200%増加して、新規利用者も増加した』と報告されています。
報道によると『Apple Payに対応したことによって仮想通貨の購入手続きが簡素化され、取引にかかる時間が約7分の1にまで短縮された』と伝えられています。従来の一般的な方法を仮想通貨を購入する場合には、本人確認手続きなどによって約10分〜14分ほどの時間がかかるものの、Apple Payを採用することによってこの確認手順をスキップすることができるようになるため、購入時間が15秒未満に短縮されるとのことです。
仮想通貨メディア「AMB Crypto」の報道によると、Lumi WalletのCEOであるDiana Furman氏はApple Payの導入について次のように語ったと報じられています。
Apple Payはビットコインの採用を促進するだけでなく、ウォレットの重要な機能になると確信していました。私たちのチームは市場参加者として暗号資産を可能な限り簡単に扱えるものする必要があることを理解しています。
Lumi Wallet(ルミ・ウォレット)は世界中で75万人以上のユーザーに利用されていますが、ビットコイン購入の大部分は米国にユーザーによって行われているとのことで、全ての購入の33%が米国で行われていると報告されています。しかしながら、新規利用者の数が最も多かったのはラテンアメリカで11月から29%増加しているとも伝えられています。
「Apple payによる仮想通貨の購入」をサポートするウォレットアプリは増えてきており、今月7日には仮想通貨やトークン化された株式などに投資することができるウォレットアプリ「Abra(アブラ)」も「Apple Pay・Google Pay・Samsung Pay」などといった様々な決済手段に対応した新サービスを開始したことを発表しているため、このような動きが新規利用者の増加・仮想通貨購入量の増加につながると期待されます。